阪神・森下 同じ中学出身“慶応のプリンス”丸田から刺激 戸郷KOで「アレ」けん引

2023年08月25日 05:15

野球

阪神・森下 同じ中学出身“慶応のプリンス”丸田から刺激 戸郷KOで「アレ」けん引
笑顔を見せる阪神・森下(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 阪神・森下が、夏の甲子園大会で慶応を107年ぶりの優勝に導いたプリンス・丸田湊斗に負けじと、チームを「アレ」へとけん引する決意を示した。
 「(慶応の優勝は刺激に)なりますね」

 横浜市出身の森下。仙台育英との決勝で夏の大会史上初となる先頭打者本塁打を放ち、甘いマスクでも話題沸騰中の丸田とは浅からぬ縁があった。面識こそないものの、保育園と、中学(日限山中)が同じ。丸田の兄とは同学年で知り合いだった。甲子園大会中に両親に言われて丸田が同窓と知り、「気にするようになった」というドラ1ルーキーは「神奈川県から優勝校が出て良かった」と祝福。東海大相模時代、3年春の選抜で8強だった自身にとって、同郷のライバル校の優勝はモチベーションアップにつながった。

 「美白王子」こと丸田とは対照的に、日焼けした顔がまぶしい23歳は、きょう25日の巨人戦で、同学年で意識する戸郷と激突する。今季ここまで打率・125(8打数1安打)と抑え込まれていても、攻略するイメージは膨らんでいる。「チャンスが来た時には、絶対(点数を)しっかり取っていきたい。(ストライク)ゾーンで勝負する分、甘いボールも増えてくると思う。そこを1球で捉えるというところが大事」。闘志を言葉に乗せた。

 今季、東京ドームの試合はこの3連戦が最後。29日のDeNA戦からは甲子園に戻る。「何とか優勝できるように。大声援もあると思うので、勝っていきたい」。長期ロード後は、故郷の後輩が大観衆を味方につけたように、森下もそのバットで聖地を再び沸かせる。 (石崎 祥平)

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