落合博満氏はバットをゆっくり振っていた?そう見えてしまう“カラクリ”をテクニカルに説明

2023年08月25日 17:05

野球

落合博満氏はバットをゆっくり振っていた?そう見えてしまう“カラクリ”をテクニカルに説明
落合博満氏 Photo By スポニチ
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が25日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。好評企画「オレ流質問箱」で野球の話から人生相談までNGなしで寄せられた質問に答えた。
 レジェンド落合博満のスイングについて。「私は現役時代の落合さんのバッティングが不思議でした。他の強打者はバットを“鋭く”振っているのに、落合さんだけはなぜか“ゆっくり”振っているように見えていたからです。目の錯覚かもしれませんが、今でも気になっています。もし落合さんに、私の目にこう見えたカラクリに心当たりがあれば、教えてもらえるととてもうれしいです」

 確かにゆったり、どっしり構えてシャープにバットを振っていたイメージのある落合氏の現役時代。“ゆっくり”振っていたのか?この意見に「ああ、これはね、現役当時よく比較されたのが門田博光さん。ステップを真っすぐに振ってきて、体を逃さないで振った人っていうのはバットのスイングっていうのは速く見えるんです。ところがステップをオープンにしちゃうと自分のヒッティングポイントがだんだん体に近くになってくるんで。それで、そこでボールに対応しようとするからバットのスイングが速く見えないっていうのがカラクリです」とテクニカルな部分にも言及しながら回答した。

 続けて「だから自分の中でバットスピードってそんな遅いとは思ってなかったしね。まあ、よくそういうふうに言われるっていうのは事実なんで。それは見た人がどう思うかっていうのはその人の感覚でしか分からないんで。カラクリとすれば真っすぐステップした、それとオープンにステップしてくるっていう、そこの違いだけなんだろうと思います」と“カラクリ”に関しての考えを示した。

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