阪神・近本がCSキーマン!会見で岡田監督に「塁に出たら勝つと思う」指名され苦笑い「何とか頑張ります」

2023年10月14日 05:15

野球

阪神・近本がCSキーマン!会見で岡田監督に「塁に出たら勝つと思う」指名され苦笑い「何とか頑張ります」
打撃練習で汗を流す阪神・近本 (撮影・後藤 大輝)  Photo By スポニチ
 14日に開幕する「2023 JERA クライマックスシリーズ(CS)セ」の共同記者会見が13日、マツダスタジアムで行われた。阪神の1番打者・近本光司外野手(28)は、ファーストステージ(S)を戦う2位・広島と3位・DeNAから警戒する選手に挙げられ、自軍の岡田監督からもキーマン指名を受けた。
 敵味方に関係なく、日本シリーズ切符への鍵を握る男と認められた。近本は、岡田監督とともに甲子園から共同記者会見にリモート参加。18日から始まるCSファイナルSに向け、指揮官から「1回の裏、近本が塁に出たら勝つと思いますね。はい。もうそれだけですね」と、岡田節でキーマンに指名された。

 横にいた本人は苦笑いを浮かべた。会見前に行われた囲み取材ではCSファイナルS初戦の1打席目の重要性を問われ「三振しないように頑張ります。三振以外の凡退やったらいいと思ってます」と回答していた。しかも、会見では岡田監督の発言前にも広島・大瀬良、DeNA・今永から口々に、警戒する選手の筆頭に挙げられた。虎のリードオフマンは腹を決めたように「何とか塁に出られるように頑張ります」と回答を上方修正した。

 チャンスメーカーでありポイントゲッターだ。今季は、死球禍による2度の戦線離脱がありながら、打率・285、8本塁打、キャリアハイの54打点。28盗塁で4度目のタイトルも獲得し、得点圏打率・374は12球団トップを誇る。指揮官が「一発勝負でもないけど、短い」と表現する短期決戦。その初戦、第1打席で近本が出塁すれば、猛虎打線が一気に自軍のペースに持ち込むことができる。

 きょう14日から、宮崎県で開催されているフェニックス・リーグの2試合に大山、中野ら主力組とともに参戦する。「シーズンと一緒でいいと思います。無理して(ボールを)見る必要もないし、無理して打つ必要もない」。18日の第1打席に備え、気負うことなく最終調整に励む。(石崎 祥平)

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