DeNA牧　リーグ打点王＆最多安打がまさかの5タコ「明日打ちたいなと思います、はい」

2023年10月14日 18:06

野球

DeNA牧　リーグ打点王＆最多安打がまさかの5タコ「明日打ちたいなと思います、はい」 — DeNA・牧 Photo By スポニチ

【セCSファーストステージ第1戦 DeNA2―3広島（ 2023年10月14日マツダ）】 DeNAの牧秀悟内野手（25）は「4番・二塁」に入って延長11回をフル出場するも5打数無安打1三振に終わり、主砲の役目を果たせなかった。

　2死二塁で入った初回の第1打席は投ゴロに終わり、3回2死一塁の第2打席は二飛。6回無死一塁の第3打席は一邪飛と相手先発左腕・床田に完璧に抑えられた。

　マウンドが4番手右腕・島内に代わった8回には先頭打者として第4打席へ。だが、最速155キロの全4球直球勝負で、最後は152キロの高めボール球に空振り三振を喫した。延長10回、1死走者なしで入った第5打席では相手6番手右腕・九里に一邪飛だった。

　チームは延長11回の末、4番手右腕・ウェンデルケンが秋山に打たれてサヨナラ負け。「明日やるしかないなと思います」と唇を結んだ。

　プロ3年目の牧にとってクライマックスシリーズ（CS）出場は2年連続2度目。CSの独特な雰囲気については「去年経験した分、スムーズに入れましたけど」としながらも「勢いっていうのは凄いなと思います」と敵地での異様な空気も感じ取った。

　気負った部分もあったのかという質問には「いや、やっぱり軸となってる自分が打っていないので」とし「明日打ちたいなと思います、はい」とキッパリ。

　また、8回に広島の代走・羽月が三盗した時に二遊間の警戒はあったのか聞かれると「いやもう常に。多分走ってくるっていう情報はあるんで。警戒しているなかで、1球目でやられてしまったなと。もっと警戒するべきでした」と悔やんだ。

　レギュラーシーズンでは103打点でセ・リーグ打点王に輝き、164安打で最多安打も手にした。だが、CSでは昨年に続いていまだ打点なし。「勝つために点を取らないといけないんで」と意気込み、第2戦で引き分けでも敗退が決まる今後へ向けて「2連勝するしかないんで。明日まず勝つことだけ考えたいと思います」と語気を強めた。