【広島・秋山と一問一答】「絶対に決めてやると」鯉党に感謝「広島の皆さんに喜んでもらえればよかった」

2023年10月14日 17:18

野球

【広島・秋山と一問一答】「絶対に決めてやると」鯉党に感謝「広島の皆さんに喜んでもらえればよかった」 — CS1st＜広・D＞延長11回、サヨナラ打を放った秋山（撮影・島崎忠彦） Photo By スポニチ

【セ・リーグ　クライマックスシリーズ　ファーストS第1戦広島3－2DeNA （ 2023年10月14日マツダ）】広島が、DeNAを本拠地に迎えたクライマックスシリーズ（CS）ファーストステージ（S）が14日に開幕。5年ぶりCS進出で、下克上での日本一を目指す広島が、延長11回、秋山のサヨナラ打による劇的勝利を収めた。CSのサヨナラ打は22年パCSのファイナルS第4戦でオリックス・中川圭以来となる。

　広島は8回に菊池のスクイズで同点に追いつく粘りを見せた。さらに9回を栗林がしのぎ、延長10回には九里、11回2死からはターリーが登板する総力戦。無失点でつなぐと、11回裏に途中出場の秋山が2死一、三塁から、中堅を超すサヨナラ打を放って決着。本拠地は大歓声に包まれた。この日は2021年まで広島に在籍したカブス・鈴木誠也も観戦に訪れ、古巣のサヨナラ勝ちを見守った。

　以下、試合後の秋山と一問一答。

　―大仕事でした。今の気持ちは
　「もう最高にうれしいです」

　―きょうの一打は格別だ。
　「そうですね。控えから始まって、どこで行くんだ、という準備をしながら、最後に最高の場面で回ってきたのでよかったです」

　―大接戦。序盤からどう見ていた。
　「相手の東くんも簡単に打てないと分かっていましたし、その中で投手陣が抑えてくれていたので、本当に頼もしく。今年1年間はこういう戦いだったな、と思って見てました」

　―延長11回のチャンス。頭の中は。
　「もう行くだけだ、と思って。もう絶対に決めてやるというそれだけでした」

　―手荒い祝福だったが。
　「正面から来ると怖いので、背中から来るようにして、あとはシーズンが終わった後に噛みしめたいなと思います」

　―ホームで1勝だ。
　「シーズン終盤、順位争いのところから、皆さんの声援のおかげで勝っている試合もありました。優勝には届かなかったですが、ここでやれることも含めて、広島の皆さんに、喜んでもらえればよかったので。きょうはまず1勝できたので、明日もまた頑張ります」

　―メッセージを
　「明日も広島は一丸となって頑張っていきたいと思います。より大きな声援で後押ししてもらいたいなと思います」