阪神・森下 アジア制覇で侍・井端監督のハート射止める!来年11月「プレミア12」代表入りアピール

2023年11月16日 05:16

野球

阪神・森下 アジア制覇で侍・井端監督のハート射止める!来年11月「プレミア12」代表入りアピール
井端監督(右)の前でフリー打撃で快音を響かせる森下 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」が16日、東京ドームで開幕する。初戦の台湾戦に臨む侍ジャパンなど出場4カ国は15日に同球場で前日練習を行い「3番・左翼」での出場が濃厚な阪神・森下翔太外野手(23)は、来年以降の日本代表入りにも意欲を示した。来年11月に開催される「プレミア12」の代表メンバーに選出されるべく、井端弘和監督(48)のハートを射止める。今大会は選出した26人中23人が初代表というフレッシュな顔触れで、17年の第1回大会に続く連覇を狙う。
 前日練習に臨んだ森下は、好調ぶりをうかがわせる内容で最終調整を終えた。同組で打撃練習を行った同学年・万波の豪快な打球に刺激を受けながら、26スイングで3連発を含む5本のアーチ。本番への準備は完了した。

 「自分のコンディションとしても、凄くいい状態できている。チームも一体感があっていいチーム」

 16日の台湾戦は「3番・左翼」でのスタメン出場が濃厚。10日に侍ジャパン本隊へ合流し、12日の練習試合の広島戦では左翼へ代表初本塁打となる推定飛距離120メートルの特大弾を叩き込んだ。その一打がチームの逆転勝利を呼び込み、ダメ押し打も含む2安打2打点。1試合の実戦調整で存在感を放ち、井端監督から「彼の力は大きい。流れを変えてくれた」と賛辞を受けた。

 この日の練習では、阪神の同僚・佐藤輝や万波が豪快な打球をスタンドへ届かせる中、「(本番でも)いいところでの本塁打に越したことはないが、前の練習試合で森下が打ったように劣勢(の展開)で本塁打が出ると、周りにいい影響を与える」と、指揮官の頭から、いまだに森下のパフォーマンスが離れない。それなら、さらに指揮官のハートを射止めるだけだ。

 来年11月には「プレミア12」が開催予定。以前から「日本を代表する選手になりたい」と話す若武者にとって、今大会での活躍はトップチームへの道に続く大会になる。アジアチャンピオンシップが開催された前回17年の本大会は外崎(西武)が2試合連続で勝利打点を挙げ、打率・462(13打数6安打)1本塁打、4打点で大会MVPを獲得。翌年からはチームの2年連続リーグ優勝に大貢献し、19年に第2回「プレミア12」の日本代表に選出された。森下も、その活躍を手本にする。「やるからには結果を残して、それが結果的に、最終的に(井端監督への)アピールになればいいなと思っている」と言葉に力を込めた。

 「ここからプロ野球を引っ張っていく若手ばかり。自分もそこに乗っていきたい」。38年ぶりの阪神日本一の次なる目標は、アジアNo・1の称号。あとは、バットで大暴れするだけだ。
(石崎 祥平)

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