レイズのオーナー FA大谷翔平の獲得は「とてもではないが私たちには高価すぎる」 例え話も披露

2023年11月16日 12:54

野球

レイズのオーナー FA大谷翔平の獲得は「とてもではないが私たちには高価すぎる」 例え話も披露
オーナー会議の会場で日本メディアに対応したレイズのスターンバーグ・オーナー(撮影・杉浦大介通信員) Photo By スポニチ
 大リーグのオーナー会議が行われているテキサス州アーリントンで15日(日本時間16日)、レイズオーナーのスチュアート・スターンバーグ氏が日本メディアに対応。エンゼルスからFAになった大谷翔平選手に関しては、「とてもではないが私たちには高価すぎる」と獲得の可能性は否定した。
 昨季99勝を挙げたレイズはシーズン中、大谷のトレードでの獲得に動いていたことが報道されてきた。この日、スターンバーグ氏は「昨季のトレード期限前には大谷の獲得を目指し、(エンゼルスに)私たちは準備ができていると伝えた。私たちはワールドシリーズ制覇を目指していたからだ」とトレードを画策した事実を認めた。その際、話はあまり進まなかったという。

 2005年にレイズのオーナーとなった現在64歳のスターンバーグ氏は、「彼を得るチームは所属中に何度もプレーオフにいけると確信している」と依然として大谷を高評価している。とはいえ、「値段が私たちの許容額を超えている」と何度か繰り返し、争奪戦に参戦する意思はないようだった。

 大谷獲得には大金が必要なのは事実。それでも本紙が既報通り、大谷の優先事項が「レギュラーが若手で構成され、今後数年ポストシーズンと世界一を狙う球団」だとすれば、常に優れた人材を発掘して高レベルのア・リーグ東地区で勝ち続けるレイズもその条件にフィットする。

 ただ、大谷側が割安の額を承諾したらどうかと突っ込まれても、スターンバーグ・オーナーは現実的とは考えていない様子。

 「マセラティを売る人たちに“80万ドルの車を65万ドルにする”と言われても私には買えないよ」と例え話を披露するなど、今は大谷獲得の夢は見ていないようだった。(テキサス州アーリントン・杉浦大介通信員)

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