オリのドラフト5位・高島は「三球流」 異色の経歴右腕が仮契約

2023年11月16日 18:42

野球

オリのドラフト5位・高島は「三球流」 異色の経歴右腕が仮契約
名古屋市内でオリックスと仮契約したドラフト5位・高島 Photo By スポニチ
 オリックスからドラフト5位指名された高島泰都投手(23=王子)が16日、名古屋市内のホテルで契約金3000万円、年俸700万円(推定)で仮契約した。北海道赤平氏出身で赤平中は軟式、滝川西高は硬式、明大では準硬式野球部に所属した三刀流ならぬ「三球流」。いろんなボールを操り磨き上げた指先感覚を武器にプロの世界に挑む。
 「準硬式の時に、1年生から実戦経験をたくさん積ませてもらって成長できた。硬式をずっとやっていたエリートが進む道じゃないんで、泥臭さは凄くあるかなと。球への適応も徐々にうまくなってきたと思います」

 明大時代に硬式より球速が出にくいとされる準硬式で150キロをマークし、一躍注目を浴びた。硬式に戻った王子でも、球の違いにすぐに適応し、1年目からエースとして活躍。担当の下山真二スカウトは「1番は指先の感覚の良さ。プロに入ってみんな悩むのはストライクゾーン。狭くなるので、腕が振れなくなったりするけど、それは全く心配ない。ゲームをつくる感覚がいい。今日はダメかなという日も終わってみれば、7回1、2失点とかにまとめられる」と力説した。

 王子からのプロ入りは15年の西川、船越(ともに広島)以来8年ぶり。FA宣言し、オリックス入りが有力となっている西川が、正月にグラウンドを訪問した際にあいさつした経験もある。「チームメートになれればやっぱり凄い心強い」とラブコールを送った。

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