【阪神・岡田監督語録】FAもトレードも眼中になし「うちはうちでやるんよ」

2023年11月16日 05:15

野球

【阪神・岡田監督語録】FAもトレードも眼中になし「うちはうちでやるんよ」 — ＜阪神秋季キャンプ＞笑顔の岡田監督（撮影・須田　麻祐子） Photo By スポニチ

　高知県安芸市で秋季キャンプを開催中の阪神・岡田監督は15日、支配下登録されたばかりの野口の三塁での特守を見守り、残留が決まったノイジーについても言及した。報道陣とのやり取りは以下。

　─野口はでかいグラブを使っていた
「それは外野用やろ」

　―きのうも個別でゴロをとらせるといっていたが
　「それはいろんなところ守れほうがええやろ。全然、内野もやったことがないみたいやなあ。野球始めてから。うーん、なんか、おーん」

　―三塁は継続
　「そら、やらさなあかん。三塁よりもゴロ捕やな。ポジションやなしに。ゴロを取らさなあかんな（笑）」

　―基本的な正面のゴロだった
　「そや、ほんまに初めてやったから」

　―この秋はシートノックとかで三塁をやらすことは
　「まだ、そこまでいけんへんやろうな。まあ内野手おらへんからな。ファーストとかな。みんな交代でやらなあかんからな。人数的にな。そこまでは無理やな」

　―オフも継続して三塁守備の練習をさせるか
　「いま、まだわからへん。ゴロ捕やて。そら」

　―秋に一回やらせたことでオフの過ごし方とかは変わるか
　「まあ一年目やからなあ。オフ言うてもそらお前、強化選手みたいな形でいけるからな。まだまだ。まあ、いろんな体力面も含めて、まだ1年目やからな。育成でやっててな、やっと支配下になった選手やからな」

　―サードは小野寺をやらせているが
　「小野寺は試合も出とったやんか。おーん。小野寺なんかでも初めてだったらしいな、（今年）内野をするのは。おーん」

　―基本的には佐藤輝が1年三塁をやった。いろんな選手にチャンスはあるのか
　「試合に出るチャンスを広げたらいいだけの話やから、ただそれだけの話やんか。専門職ちゃうからなあ、二遊間みたいに、はっきり言うて。二遊間は簡単にやれいうて、ある程度経験とかやっとかんと」

　―打撃が良かったらどこかで使いたい？
　「選択権を広げてるだけ。ファーストかもしれんけど、まずゴロ取ること、どこでもええけど守れるんやったら。でも二遊間は絶対に守られへんわ、はっきりいうて、今からやっても、そういうことをやってるだけやんか、いまゴロ捕いうのは」

　―当然ですけど外野で使い続けるいうのも
　「そら当たり前やんか、もともと外野やんけ。そらなんかあった時になあ、そら1年間みんなケガ無しでなあ、いける可能性が、少ないと思うよ、なんかアクシデントがあるわけやから。調子の波もあるわけやし」

　―現状、新助っ人でめぼしい選手は
　「いやー、ないない。もうそら名前とか、昔みたいに実績あるとか、そんなんもういないよ、はっきり言うて」

　―ノイジーは残留で
　「残留やろ、おーん。今日書いとったやろ。いやだから、あの成績であのお金じゃしんどいで言うとったんや。ほんならまあ、それで（減俸で）契約合意したんちゃう」

　―日本シリーズの活躍は
　「そら、あるやろ。あるある、それは。まあでも、たぶん他のとこもあわよくばでな狙ってたかも分からんし、結局は。日本のチームな、メジャーじゃなしに、メジャーではそらお前、メジャーで今まで80（万ドル）くらいやろ、おーん。倍くらいいってたわけやから、結局は。倍の働きはしてないよな、はっきり言うて。だからどんな感じになるかな思てたけど。残留するみたいなことをな、なったわけやから」

　―ある程度今年1年経験して来年はもう少しやりそうか
　「いやだから、あれやんか。比較論やんかだから。新しい外国人をとるいうのと、今のノイジーがそのまま来年やったら、どっちが来年活躍するかなと見た時に、活躍する選手がいないっていうことやから、結局は。その数字じゃな、ちょっと物足りんけど。それはある程度日本の野球やったやつやろ、ええ成績残してるのは、ポランコしかり、大体今のもそうやんか、オスナやろ？ソフトバンクの。みんなどっかでのチームで経験して、あかんかったけど、2年3年で日本の野球に馴染んでよくなったみたいな、感じの外国人の方が多いやんか。それやったら別にな、7人も8人も外国人取ってんちゃうから、枠までもまだ余裕あるわけやから、それやったら置いといてもええんじゃないかってなるやんか」

　―ビーズリーも似たような感じ
　「どやろ、ビーズリーは。ビーズリーはそんな（高く）ないやろ。何も。これはもうちゃんと両方できるからな。なんかの時はもう使い勝手はあるよ。ビーズリーは。やっぱり日本の野球に溶け込む姿とか出るのがええっていう。俺は外国人はな。もう俺は助っ人やからな、俺の方が好きなようにするみたいなな。そういうのはやっぱあかんわ、チームに溶け込まんっていうかな」

　―その点ミエセスは
　「やっすいがな。半分以下や」

　─ブルペンでは茨木の後ろに
　「一年目にしたら十分ちゃう？でもそらお前チーム編成でな。ピッチャーがそんなにな一年目から絶対に使わなアカンような戦力じゃないからな。別にそんな慌てることもないやろ。ハッキリ言うて。でも使ったらある程度戦力になる可能性はあるわな。でもそこまでの可能性を求めるピッチャー陣やないもんな。まだ他に投げられる奴がたくさんおるからな。そんなピッチャー悪いとこやったら一年目から即使うとこあると思うよ。チーム編成上な。でもそこまで無理して（阪神としては）使うことないからな。悪からやなしにな。ええけどな、まあそらしょうがないよな。ピッチャー陣のレベルが高いからな。まだそこまではな。無理して使うことない編成やな。慌てる必要ないよな」

　―FAは眼中になし
　「FAなんか全然眼中にないよ、はっきり言うて。FAとかトレードとか。うちはうちでやるんよ」