阪神・伊藤将 テレビ生出演でトリプル公約 開幕投手、最多勝に加えられた“珍目標”とは…

2023年11月16日 05:15

野球

阪神・伊藤将 テレビ生出演でトリプル公約 開幕投手、最多勝に加えられた“珍目標”とは…
<阪神残留組練習>ノック中に笑顔を見せる伊藤将(撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 阪神・伊藤将がチーム最速で来季の開幕投手に名乗りを上げた。鳴尾浜球場での秋季練習後に報道陣に対応し、「開幕戦はいろんなものがかかる試合。その中で託される投手になりたい」と来年、3月29日の東京ドームの巨人戦先発への意欲を示した。
 「シーズンの開幕投手となると、エースっていう存在感が強い。そういう中で開幕投手を獲れたらいい。先発をやっている時しかできないんで、特別だと思う」

 入団から3年間で29勝の自負がある。今季は左肩の故障で出遅れた。実績のなかった村上、大竹の台頭にインパクトをさらわれたが、プロ2度目の2桁勝利、そして初の規定投球回クリアと「100点です」と言い切れたシーズン。日本シリーズ第7戦でも3番手で登板し、日本一決定戦の勝利投手をゲット。その流れで初の開幕に挑戦する構えだ。

 「巨人戦は今年も良かったので、1年を通して頭から最後までしっかりできるようにしたい」

 開幕の相手は今季も4試合に登板して2勝1敗、防御率2・10の数字を残した巨人。阿部新監督の初陣というのも闘志を高める材料になる。敵地だからこそ、チャンピオンらしい試合にこだわる。それが伊藤将のモチベーションだ。

 この日は生出演したABCテレビ「newsおかえり」では岡田監督がビデオメッセージで「開幕ローテを守って、15勝くらいは目指してほしい」と左腕の安定感に期待を寄せた。これを受け「15勝ですね。15勝以上で最多勝を獲りたい」と意欲を表明。さらに「バッティングは好きなんで、甲子園で一度はホームランを打ちたい」と開幕投手、最多勝、本塁打のトリプル公約を宣言。14年の能見篤史(本紙評論家)以来の左腕開幕へ。有言実行で突き進む。(鈴木 光)

 ≪村上が開幕投手最有力≫来季の開幕投手の最有力候補が村上だ。東京ドームでの巨人戦は、今年4月12日に7回まで完全投球をやってのけたのと同じ舞台だ。「巨人相手だと気持ちも入りますし(智弁学園の)先輩の岡本和さんもいて、楽しみではあります。でも、まずは初めての開幕ローテーションを狙っていきたい」。今季10勝を挙げてリーグの最優秀防御率(1.75)のタイトルも獲った。CSも、日本シリーズも第1戦を任された。「やすやすと入れる投手陣じゃない。結果を出して、ガツガツと狙っていきたい」。エース格となっても危機感は持ち続けていく。

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