貪欲な補強を続けるレンジャーズ 大谷獲得へ“本腰” 米記者が報道

2023年11月16日 13:54

野球

貪欲な補強を続けるレンジャーズ 大谷獲得へ“本腰” 米記者が報道
大谷翔平(AP) Photo By AP
 テキサス州アーリントンで開催中の大リーグのオーナー会議でも、エンゼルスからFAになった大谷翔平の行方がやはり大きな話題になっている。
 各球団のオーナーに限らず多くの球界関係者が集う場で、“オータニ”という名前を頻繁に耳にする。獲得候補チームとして、ここに来てテキサスの地元チーム、レンジャーズの株が高まっている。

 15日(日本時間16日)、スポーツサイト「ジ・アスレチック」の名物記者ケン・ローゼンタール氏が出演番組内で、今季ワールドシリーズ制覇のレンジャーズが本腰を入れていると報道。ワールドシリーズでMVPを受賞した29歳のシーガーだけでなく、カーター、ヤン、ラングフォードといった優れた若手選手がそろい、ガルシア、セミエンのようなベテランとケミストリーを奏でるレンジャーズは来季以降も強豪であり続けそう。大谷のプライオリティが“勝てるチーム”なら、十分に魅力的に映るに違いない。

 レンジャーズ側から見ると、打線はすでに強力なため、大谷獲得は必須ではない。それでもダラスに本拠地を置くある地元記者は16日(同17日)、匿名を条件にこう述べた。

 「レンジャーズの給料総額は昨季、過去最高だった。これ以上、さらに投資するものかという疑問はある。ただ、2年前の私は彼らがシーガー、セミエンをどちらも獲得するとは思わなかった。1年前にもジェイコブ・デグロム、マックス・シャーザーといった高額選手と契約するとは考えていなかった。その向上への意欲は本物だ。今季世界一になったことで収益も増えたはずだけに、ここまで来たら可能性を打ち消すべきではないのだろう」。

 貪欲な補強を続けるレンジャーズは今オフも目が離せないチームであり続けそうだ。(テキサス州アーリントン・杉浦 大介通信員)

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