井端監督が初陣勝利!38年ぶり日本一の虎戦士が侍でも投打に躍動 森下決勝ソロ G門脇は3安打

2023年11月16日 22:18

野球

井端監督が初陣勝利!38年ぶり日本一の虎戦士が侍でも投打に躍動 森下決勝ソロ G門脇は3安打
<アジアプロ野球チャンピオンシップ<台湾・日本>7回、先制ソロを放った森下(左)とタッチを交わす井端監督(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 【アジアプロ野球チャンピオンシップ2023第1戦   日本4―0台湾 ( 2023年11月16日    東京D )】 「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」が16日、東京ドームで開幕。23人が初代表というフレッシュな顔触れで台湾との初戦に臨んだ新生「侍ジャパン」は4―0で勝利を収めて井端弘和監督(48)の初陣を飾り、2017年の第1回大会に続く連覇へ白星スタートを切った。
 7回に森下翔太外野手(23=阪神)のソロ本塁打で先制すると、9回には一挙3得点。6回1死まで無安打だった打線が、終わってみれば2桁の10安打を放った。

 相手先発右腕グーリン・ルェヤンに6回1死まで一人の走者も出せず完全投球に抑えられていた侍打線だったが、待望の先制点が入ったのは7回だった。

 0―0のまま迎えたこの回、先頭の2番・小園(広島)がチーム2安打目となる左前打を放って出塁。だが、3番・森下のカウントが1ボールというところで一塁からおびき出され、まさかの二盗失敗で無死一塁が一転して1死走者なしとなった。

 しかし、森下が相手の心の隙を突くように次の2球目、高めに浮いた150キロ直球を左翼スタンドへライナーで叩き込んで嫌なムードを一瞬で吹き払い、これが決勝点となった。

 1―0で迎えた9回には1死から森下、牧(DeNA)、佐藤輝(阪神)の3連打で満塁とし、万波(日本ハム)の左前に抜けそうな痛烈な三遊間への当たりが相手のスーパープレーで止められるも併殺崩れとなる間に追加点。さらに坂倉(広島)の中前適時打、門脇(巨人)の3打席連続安打となる右前適時打で加点した。

 日本は先発マウンドに上がった赤星(巨人)が5回途中3安打無失点と好投してリズムをつくった。

 ルェヤンに完全投球を許していた打線は0―0のまま迎えた6回、1死から門脇が真ん中付近へ入った147キロ直球を右中間へ運んでチーム初安打となる二塁打で出塁。秋広(巨人)の一ゴロで2死三塁となった。だが、岡林(中日)のハーフスイングが取られて空振り三振。中盤までホームが遠かったが、森下の一発で流れを呼んだ。

 投手陣は先発右腕・赤星降板後も及川(阪神)、根本(日本ハム)、桐敷(阪神)、田口(ヤクルト)と左腕リレーで最後まで無失点。38年ぶり日本一となった阪神勢が投打ともに活躍しての初陣勝利だった。

 日本は17日の第2戦では韓国と対戦する。

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