侍・井端監督 初陣VS台湾「優勝」とともに自ら課した3つの宿題「気持ちは高ぶっている」

2023年11月16日 05:16

野球

侍・井端監督 初陣VS台湾「優勝」とともに自ら課した3つの宿題「気持ちは高ぶっている」
練習を見守る井端監督(右)(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」が16日、東京ドームで開幕する。15日は出場4チームが同球場で練習を行い、台湾との初陣に臨む侍ジャパンの井端弘和監督(48)は17年の第1回大会に続く連覇を宣言。選出した26人中23人が初代表というフレッシュな顔触れで、26年のWBC、28年のロサンゼルス五輪へとつながる若手育成もテーマに掲げた。
 練習の冒頭、井端監督は内野手への軽めのノックを行った。48歳の若き指揮官らしい光景だ。だがリラックスムードだった表情は徐々に引き締まっていく。台湾戦を翌日に控えた公式会見では、鋭い眼光で決意を語った。

 「ほとんどが代表が初めてで僕も初めて。気持ちは高ぶっている。“国際試合はこういうもの”と4試合を通して知ってほしい。結果、優勝できれば」

 就任約1カ月半で迎える初陣。大前提は「連覇」だが、選手の成長を望み、自身にも課題を課している。

 3月のWBCで正遊撃手だった源田も30歳。遊撃で7度のゴールデングラブ賞を誇る指揮官は今大会、小園と門脇に遊撃と二塁の守備を任せる。固定はせず、試合により2ポジションを守らせる意向だ。

 オーバーエージ枠で25歳の坂倉を、球界屈指の若くて打てる捕手と考えて選出した。WBCの捕手陣はヤクルト・中村が33歳、ソフトバンク・甲斐が31歳、巨人・大城卓が30歳と軒並み30代だ。

 若侍に先の国際大会につながる成長を望んでいる。契約は来年11月のプレミア12までが前提だが、26年WBC、28年ロサンゼルス五輪などを見据える。

 「スピード&パワー」も掲げ、牧、森下、万波、佐藤輝ら長距離砲もそろえた。「(キーマンは)短期決戦なので全員。当然、初戦(が大事)。全員で集中して、勝てれば乗っていける」と指揮官。17年の第1回大会では初選出の源田、甲斐らが、その後に代表の常連となった。未来へ、同じルートをつくる。(神田 佑)

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