ダル 7回5安打3失点とQS達成も今季初勝利&日米通算197勝目お預け 6回に勝ち越し2ラン被弾

2024年04月03日 12:29

野球

ダル 7回5安打3失点とQS達成も今季初勝利&日米通算197勝目お預け 6回に勝ち越し2ラン被弾
勝ち越し2ランを被弾したパドレス・ダルビッシュ(AP) Photo By AP
 パドレスのダルビッシュ有投手(37)が2日(日本時間3日)、本拠でのカージナルス戦に今季3度目の先発。元巨人のカージナルス、マイルズ・マイコラス投手(35)との投げ合いで、1点リードの6回に勝ち越し2ランを被弾。7回を5安打3失点、6奪三振、1四球とクオリティースタート(QS=6回以上、自責3以下)を達成したが、打線の援護なく2-3の8回に降板し、今季初勝利、日米通算197勝目は次回登板にお預けとなった。
 1点リードの6回に落とし穴が待っていた。1死走者なしから1番・ドノバンを四球で歩かせると、2死後に3番・コントレラスに中越えに勝ち越しの2ランを被弾した。

 7回もマウンドに上がり、先頭のウォーカーに左翼線への二塁打を許して得点圏に走者を進められながらも後続を抑えて無失点で切り抜けた。打線の援護を待ったが、7回までに打線は勝ち越すことができずに勝ち投手の権利は得られなかった。

 初回は1番のブレンダン・ドノバンをカーブで左飛に打ち取ると、2番のポール・ゴールドシュミットは95マイル(約152.9キロ)直球で三ゴロ。3番のウィルソン・コントレラスも95マイル直球で押し込んで中飛に打ち取った。

 2回は4番のノーラン・アレナドに一、二塁間へ強烈な打球をはじき返されたが、一塁手のジェイク・クロネンワースが横っ跳びで好捕。ダルビッシュも素早く一塁ベースカバーに入り、好連係で1死を取った。5番のアレク・バールソンは96マイル(約154.5キロ)直球で一ゴロ。6番のジョーダン・ウォーカーは強烈な投ゴロとなったが、ダルビッシュは好反応で打球をはたき落とし、冷静に3アウトを取った。

 2回に味方打線が1点を先制して迎えた3回にこの試合初めての失点を喫した。先頭のビクター・スコットに右中間への二塁打を許すと、犠打で送られた後に9番のメイシン・ウィンに左犠飛を打ち上げられ、同点とされた。1番のドノバンにも自身のグラブをはじく内野安打を許したが、2番のゴールドシュミットは空振り三振に打ち取って1失点で粘った。

 3回に失点こそ許したが、1-1の4回は完全に立ち直った。3番のコントレラスは三ゴロに打ち取ると、4番のアレナドは三遊間へのゴロとなったが、遊撃の金河成(キム・ハソン)がジャンピングスローでさばいてダルビッシュを助けた。5番・バールソンは中飛に抑え、3者凡退でリズムを取り戻した。

 4回に味方が再び勝ち越し点を奪って1点リードで迎えた5回。6番のウォーカーをカーブで一飛に打ち取ると、7番のスコットは二ゴロ、8番のマイケル・シアニは空振り三振に打ち取った。

 ダルビッシュは韓国・ソウルでの開幕戦となった3月20日のドジャース戦で開幕投手を務め、3回2/3を2安打1失点。本拠開幕戦となった3月28日のジャイアンツ戦も先発し、5回0/3を5安打1失点で勝利投手の権利を持ちながら降板したが、救援陣がリードを守れずに今季初勝利はお預け。ジャイアンツ戦後は「最初は全部良かったけど、途中で自分の中で感覚が崩れた。スライダー系が韓国から良くない」などと振り返っていた。

 メジャー13年目のシーズンは、日米通算200勝まであと4勝に迫っており、偉業達成にも期待がかかる。

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