阪神・木浪弾で「恐怖の8番」お目覚め! 今季初ヒットに「初球しかないと思っていた」

2024年04月03日 05:15

野球

阪神・木浪弾で「恐怖の8番」お目覚め! 今季初ヒットに「初球しかないと思っていた」
<神・D>7回2死、右越えにソロ本塁打を放ち、笑顔を見せる阪神・木浪(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神3ー5DeNA ( 2024年4月2日    京セラD )】 手応えがしっかり残った。開幕からノーヒットが続いた阪神・木浪の初安打が、まさかの本塁打。7回2死から2番手・伊勢の初球148キロ直球を振り抜き、右翼席まで運んだ。
 「初球しかないと思っていた。自分のスイングができるように、準備していた。ああいう形で初ヒットになって良かった」

 巨人との開幕カードではノーヒット。京セラドームのスコアボードにも0割の打率が表示されていた。それでも焦らずに好球必打を貫いた。今季10打席目での初安打が、最高の結果にもつながった。

 プロ通算11本目の本塁打。最近3年間はシーズン1本塁打ペースが続いていた。開幕4戦目での一発は、19年の4本のキャリアハイ更新の期待を膨らませるが、「でもホームランというのは消していく。ホームランバッターじゃないので」と木浪は言い切った。

 大事にしているのは攻撃をつなぐ意識。チームが負け越しているだけに、思いはより強い。「最後の打席(9回1死一、二塁で左飛)が悔しい。もっと精度を上げるように練習するだけ」と恐怖の8番は満足していなかった。(鈴木 光)

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