野村謙二郎氏 広島・床田はストライク先行の多彩な攻めで試合をしっかりつくった

2024年04月03日 05:00

野球

野村謙二郎氏 広島・床田はストライク先行の多彩な攻めで試合をしっかりつくった
野村謙二郎氏 Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島2ー1ヤクルト ( 2024年4月2日    マツダ )】 【野村謙二郎 視点】広島は床田が試合をしっかりつくったことが本拠地開幕戦を勝利で飾れた一番の要因だろう。ヤクルトの小沢もいい内容だっただけに、先に点を与えなかった投球が光る。1、2番には足も使える塩見、西川がいて、村上を両外国人打者で挟む中軸は長打を警戒しないといけない。球種に偏りなく、いろんな球を使ってストライク先行で攻めた。
 村上には初回は直球とカットボールで追い込み、最後はチェンジアップ。6回は逆にチェンジアップ、パームを浅いカウントで投げて最後は外角150キロ。2度奪った空振り三振は多彩な攻めの象徴だった。6回で97球。自分で白黒をつけたい思いもあっただろう。7回も続投。3打席連続三振のサンタナはツーシームが消えて見えたのではないか。

 先制した7回。二遊間の守備位置を見て、二塁走者・小園はもう1、2歩広くリードできるのでは…と気になった。くしくも秋山の左前打で間一髪の本塁生還。外国人打者が不在の今は着実に1点を取る野球が基本になる。細部にまでこだわってほしい。(本紙評論家)

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