広島・田村が呼んだ本拠開幕星 初安打が決勝打「やっと出ました」 新井監督も「内容は上がってきていた」

2024年04月03日 05:00

野球

広島・田村が呼んだ本拠開幕星 初安打が決勝打「やっと出ました」 新井監督も「内容は上がってきていた」
<広・ヤ>8回無死、広島・田村は右前にプロ初安打を放ち塁上で笑顔 (撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島2ー1ヤクルト ( 2024年4月2日    マツダ )】 広島・田村がトンネルを抜け、本拠地開幕戦勝利に貢献した。同点を許した直後の8回先頭。清水に2球で追い込まれ、3球目の低めフォークを右前へ。開幕から14打席目で生まれた初安打が野間の決勝打につながった。
 「やっと出ました。いろんな方から“あまり気にせず、楽しんでいったらいい”と言われていましたが、個人的には追い込まれていたので、めちゃくちゃうれしかった。今日は寝られそうです」

 高卒3年目で初の開幕スタメンを勝ち取りながら、開幕戦での4打席4三振などDeNA3連戦は11打席無安打。休日だった1日はオフの自主トレをともにする先輩の松山に誘われ、マツダスタジアムで“特訓”した。

 「右足で間を取るというか、ずっと松山さんに教えてもらいながらやっていた。今日はいい形で球も見えていた。松山さんのおかげです」

 微妙なタイミングのズレを修正し、3回には初四球で初出塁。変わらず先発起用を続けた新井監督にも「試合を重ねるにつれて内容は少しずつ上がってきていた。いい安打だった」と背中を押された。「明日も試合がある。つなげられるように、しっかり練習していきたい」。上昇への起点になりそうな最初の安打だった。(長谷川 凡記)

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