ダルビッシュ 今季初勝利、日米通算197勝目かけてカージナルス戦先発 3回に1失点して同点許す

2024年04月03日 10:45

野球

ダルビッシュ 今季初勝利、日米通算197勝目かけてカージナルス戦先発 3回に1失点して同点許す
<パドレス・ジャイアンツ>先発で力投したダルビッシュ(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   パドレス-カージナルス ( 2024年4月2日    サンディエゴ )】 パドレスのダルビッシュ有投手(37)が2日(日本時間3日)、本拠でのカージナルス戦に今季3度目の先発。元巨人のカージナルス、マイルズ・マイコラス投手(35)との投げ合いで、1点リードの3回に同点犠飛を許して追いつかれた。
 3回に失点こそ許したが、1-1の4回は完全に立ち直った。3番のコントレラスは三ゴロに打ち取ると、4番のアレナドは三遊間へのゴロとなったが、遊撃の金河成(キム・ハソン)がジャンピングスローでさばいてダルビッシュを助けた。5番・バールソンは中飛に抑え、3者凡退でリズムを取り戻した。

 初回は1番のブレンダン・ドノバンをカーブで左飛に打ち取ると、2番のポール・ゴールドシュミットは95マイル(約152.9キロ)直球で三ゴロ。3番のウィルソン・コントレラスも95マイル直球で押し込んで中飛に打ち取った。

 2回は4番のノーラン・アレナドに一、二塁間へ強烈な打球をはじき返されたが、一塁手のジェイク・クロネンワースが横っ跳びで好捕。ダルビッシュも素早く一塁ベースカバーに入り、好連係で1死を取った。5番のアレク・バールソンは96マイル(約154.5キロ)直球で一ゴロ。6番のジョーダン・ウォーカーは強烈な投ゴロとなったが、ダルビッシュは好反応で打球をはたき落とし、冷静に3アウトを取った。

 2回に味方打線が1点を先制して迎えた3回にこの試合初めての失点を喫した。先頭のビクター・スコットに右中間への二塁打を許すと、犠打で送られた後に9番のメイシン・ウィンに左犠飛を打ち上げられ、同点とされた。1番のドノバンにも自身のグラブをはじく内野安打を許したが、2番のゴールドシュミットは空振り三振に打ち取って1失点で粘った。

 ダルビッシュは韓国・ソウルでの開幕戦となった3月20日のドジャース戦で開幕投手を務め、3回2/3を2安打1失点。本拠開幕戦となった3月28日のジャイアンツ戦も先発し、5回0/3を5安打1失点で勝利投手の権利を持ちながら降板したが、救援陣がリードを守れずに今季初勝利はお預け。ジャイアンツ戦後は「最初は全部良かったけど、途中で自分の中で感覚が崩れた。スライダー系が韓国から良くない」などと振り返っていた。

 メジャー13年目のシーズンは、日米通算200勝まであと4勝に迫っており、偉業達成にも期待がかかる。

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