阪神・坂本 今季初から一気に7年ぶりの1試合3打点! 岡田監督も絶賛「大事なところで三振せえへん」

2024年05月01日 05:15

野球

阪神・坂本 今季初から一気に7年ぶりの1試合3打点! 岡田監督も絶賛「大事なところで三振せえへん」
<広・神>完投勝利の村上(中央右)をねぎらう坂本(同左)(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神7―1広島 ( 2024年4月30日    マツダ )】 本当に試合開始前時点で打率・163だった男なのか。阪神・坂本がポイントゲッターとして存在感を示した。
 「(相手の)床田くんと(村上)頌樹でロースコアになると思っていた。先に点を取られてしまいましたが早く追いついて頌樹も粘って投げられた」

 まずは1点を先制された直後の2回2死二塁だ。1ストライクからの145キロ直球をライナーで中前に運ぶ同点打。今季48打席目での初打点だった。

 そして4回は最低限の役割を果たした。無死満塁から二ゴロ併殺打の間に勝ち越し点をもたらした。「最初はヒットとか外野まで飛ばそうと思っていましたが、追い込まれてからは1点でも最低限でも、と考えながらでした」。広島の内野陣が定位置だったため、カウント1―2と追い込まれてから外角低めのツーシームに食らいつけた。打点こそつかなかったものの、終わってみればこれが決勝点となった。この一打は岡田監督からも「大事なところで三振せえへんやんか。前に転がしたら、ほんと併殺でええんよ、1点でええんよ」と称えられた。

 さらに1点リードの6回1死一、三塁では右翼ファウルゾーンへの飛球が犠飛となり、3点目を叩き出した。7回には2点を奪ってなおも2死二、三塁から左前適時打でダメ押しの6点目を生み出した。今季初打点からの一気3打点。坂本の3打点以上は17年9月8日DeNA戦で4打点して以来7年ぶりだった。2安打3打点。凡打を含む全打席に意味を持たせ、打線のキーマンとなってみせた。

 「どの打席でも貢献したいですし、チームみんなが凡打の内容にも意識を持っている。特にいい投手との対戦だと生きる凡打が大事になってくると思う。今日はそれができた」

 先発の村上を1失点完投勝利に導く好リードとともに、坂本が攻守でチームを支えた。 (畑野 理之)

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