9歳のスケーター河上恵蒔がバーチカルシリーズ最年少王者

2024年01月29日 15:06

芸能

9歳のスケーター河上恵蒔がバーチカルシリーズ最年少王者
バーチカルシリーズ最年少王者に輝いた河上恵蒔 Photo By スポニチ
 JSFバーチカルシリーズ2023を締めくくる「WINGRAM CUP 2023 Vol.3」が27日、埼玉・秩父スケートパークで開催された。ハーフパイプ状の巨大構造物をスケートボードで往復しながら技を競うバーチカル。今回、最高カテゴリーである男子エキスパート決勝では世界初の新技「アーリーウープバリアルフリップ540」を盛り込み圧倒的な強さを見せた猪又湊哉(14)が優勝。2位にはアーリー900を決めた河上恵蒔(9)、3位に西川有生(10)という結果となった。
 2023シーズンのシリーズチャンピオンは、3大会中、高順位2大会の結果で順位が決まる。現時点では発表されていないが、本大会の上位ライダーは、今年イタリアのローマで開催予定のワールドスケートゲームズへの出場権を獲得する。

 全3大会で1位と2位の座を分け合う形になった猪又、河上、西川が同率という珍しい結果になり、1位タイの3人が今年度のJSFバーチカルシリーズの王者となった。9歳の河上恵蒔はシリーズチャンピオンの最年少記録となる。

 河上は世界中から注目を集めている逸材。本大会について河上は「3戦目は2位で悔しかったけど、まだまだもっと頑張ろうと思いました」と振り返り「アーリー900は、バーチカルでやっている人がいなかったので、決めることができて最高でした!」と喜びを語った。今後について「やってみたい新しいトリック(技)もあって。難易度が高いコンビネーションも考えているので、それをこれからの大会で見せたいです。そして、もっと世界で目立つようになりたいです」と世界を見据えた。小学校3年生にして王者となった河上の今後の活躍に期待が高まる。

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