谷口キヨコ 車椅子のシンガー関本泰輝さんライブ司会でいろんな気づき…想像力って大事です

2024年01月29日 19:00

芸能

谷口キヨコ 車椅子のシンガー関本泰輝さんライブ司会でいろんな気づき…想像力って大事です
ワンマンライブ終了後の風景。あー楽しかった!サイコー! Photo By 提供写真
 【谷口キヨコのごきげん!? SOLOライフ】京都・亀岡で「関本泰輝CD発売記念ライブ」の司会をさせていただきました。泰輝さんは車椅子のシンガー、脳性まひで生まれた双子の弟さんです。昨年12月にメジャーデビューをしたプロのアーティストで、おしゃれでかっこいいこと、楽しいことが好きな20歳の青年。その彼のデビュー記念ライブ。バンドに囲まれて歌います。MCもできますが、歌ってしゃべってでは喉に負担がかかるということで、おしゃべりの部分は私が司会でお手伝いしました。とは言っても泰輝さん、結構しゃべりました(笑い)。
 そんな彼のライブに関わらせてもらって思ったこと。泰輝さんは何かに出会ったとき、「自分ならどうするだろう」と考えます。想像するんですね。彼の代表曲『Myself』には「もしも歌がなかったら 僕はどうしただろう? 何をしてただろう」という歌詞があります。大切なものがなかったら自分はどうなるのだろうかと考えることは、大切なものの意味や、その存在への感謝を再認識させてくれます。

 そして彼は「自分が能登の地震の被災者だったら」と問いかけて、ライブTシャツの売り上げから寄付することを決めました。

 泰輝さんだけではありません。私たちはたった一人では到底生きていけない存在です。だからこそ、相手の目線でものを考えようとすることや想像力はとても大切です。忙しいから、毎日大変だからと自分だけの目線で物事を見ることは、もしかしたらとても危険なことだし、それは自分で自分の生きる世界を狭くしているのかもしれません。

 車椅子で座って世界を見る泰輝さんの目線はまさに私たちとは違います。だからかなぁ、彼は自由自在に物事を見て、考えて、想像して歌にする。いろいろなこと、いっぱい気付かせてもらいました。ありがとう。

おすすめテーマ

2024年01月29日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム