武井壮 過酷な卓球の代表争い 「もし自分が選手で戦っていたら非常に苦しいだろうなと思うシステム」

2024年01月29日 21:49

芸能

武井壮 過酷な卓球の代表争い 「もし自分が選手で戦っていたら非常に苦しいだろうなと思うシステム」
武井壮 Photo By スポニチ
 タレントの武井壮(50)が29日のTOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後9・00)に生出演。卓球選手の代表争いの過酷さについて言及した。
 27日まで行われた卓球全日本選手権。女子シングルスでは、パリ五輪の選考ポイントで独走し、シングルス代表を確定させた状態で臨んだ早田ひな(日本生命)が同学年の平野美宇(木下グループ)と伊藤美誠(スターツ)の激しい代表争いに触れた。

 26日に伊藤が6回戦で敗退し、シングルスの2枠目は平野に。早田は「私にとって2人は昔から雲の上の存在で、それは今もそう。2人がいてこそ、今の私の立場がある」とし、「パリ五輪の(シングルスの)切符は2つしかないのは残酷だなと思うけど、伊藤選手の分もという覚悟を持った」と話していた。

 番組ではこの話題を取り上げ、武井は「僕、卓球の番組もやってるので…毎回、五輪のための選考が非常にハードで。選手にとってはすごいストレスのかかる選考方法だし、プロセスでもある」と解説。

 「2人っていうのはどの国も一緒なのでこれは仕方ないんですけれども。3人にしたところで、今度は3人目と4人目が争うことになるので。ただ、今の卓球の選考の方法が、僕はちょっと…協会とかルールにどうこう言うとかではなくて、もし自分が選手として戦っていたら非常に苦しいだろうなと思うシステムになっている」とし、「前回の東京五輪が1年後ろ倒しになってしまったことで、激しい戦いを行って、さらに翌年に持ち越されて、選考も翌年に持ち越された。3年前に戦った選手たち、伊藤美誠選手とかもそうですけど間が2年しかなくて、今年の五輪なんです。普通なら3年間あるから、落ち着く時間があったり、1回心を休めて次の選考に向かおうってモチベーションを高めることも、代表選手はできる。選ばれなかった選手はモチベーション高いから、よし、次の五輪はって言って、五輪からさらに上を目指してトレーニングできて3年間を全力でって思えるんですけど…選考で落ちた選手は次も出たいって思いがあるからいいんですけど、五輪に出てた選手はもう一回その選手たちと2年間まるまる戦うことになる」とした。

 さらに、「卓球はインドアスポーツなのでオフシーズンがない。国内も国際大会もいろいろある。卓球って面白いもんで、強くなったら弱い選手に絶対勝てるかって言ったらそうじゃない。新しいタイプのクセのある選手が出て来ると、ころっと負けちゃうこともある。球筋がわからないとかタイミングが合わないとかで。だから国内でもしっかり成績を残さなくちゃいけなくて、国際大会でも海外のいろんなクセのある選手を研究して勝ち続けなきゃいけないっていう。ずっと4年間それと戦い続けなきゃいけない」と過酷さを語った。

 「伊藤美誠選手は、前回大会もそうだし、10代の頃からずっとそのプレッシャーと戦っているんで。全ての選手がストレスと、五輪っていう最大の舞台で卓球を完結するんだっていう思いですり減っている。なんかもう少し、全員が余裕を持って、コンディションを最高の状態にして戦える選考方法みたいなのが新しくできたらいいなと、外野ながら思っています」と私見を述べた。

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