世界がひれ伏す天才ピアニスト藤田真央の衝撃告白「ぼくは音痴」 その悩み救った大作曲家とは!?
2024年01月29日 21:48
芸能
林氏は特にクラシック音楽に精通しているわけではなく、まずは会話のきっかけに「私は“のだめカンタービレ”が大好きで、ドラマも映画も全部見たんです」とアピールしたものの、藤田はあまりピンと来ていない様子。世界を飛び回り、家では四六時中ピアノの前に座っているため「日本のドラマや映画などはほぼ見たことがないんです」と、せっかくの林氏の歩み寄りにも申し訳なさそうな表情。「最後にみたのは、えーっと、海猿?」というほどドラマに疎かった。
ただ、音楽の話になると生き生きした表情。特に造詣の深いモーツァルトについては、その才能、革新性について延々と語った。
そのリスペクトしてやまないモーツァルトは藤田を救った存在でもあった。「ぼくは音痴なんです」と、世界がひれ伏す才能のピアニストによる衝撃の告白に、林氏も思わず「え?」と聞き直す。「でも、絶対音感はお持ちなんでしょ?」と聞くと、藤田は「生まれながらの絶対音感ではなくて、訓練して会得した絶対音感なんです。生まれながらは音痴なので、どっちが勝つのかなと思っていたんです。そしたら音痴が勝っちゃったんです」と、自身の中でとてもショッキングだった出来事を明かした。しかし、それを救ってくれたのがモーツァルトだった。
「彼も悩みを手紙に書いているんです。音痴だって。それを知って、ああ、モーツァルトが音痴なんだったら私も音痴でいいじゃんと思って、助けられました」
現在はドイツ在住。日本とは環境も激変しているはずだが、藤田は「何も困ることはないです。だって、家でずっと練習しているだけですから。それは日本にいる時と変わらない。日本がドイツに変わっただけ」とあっけらかんと話した。
ただ、一点だけ許せないことがある。
「プロ野球だけは毎日ネットでチェックしているんです。ただヨーロッパの場合、これだけは声を大にして言いたいのですが、“スポナビ”が使えないんです。Yahoo!が制限されているからなんですが、これ、私は本当に不便です」と、初めて少し怒った表情。「選手がどれだけ打ったか、どういうピッチングをして、どう打たれたか、そういうのを知りたいのに…。すごい遺憾に思います」と沈んだ声で語り、林氏の笑いを誘っていた。