「不適切にもほどがある」昭和スナック菓子にネット郷愁「記憶の奥」“地獄のパティオ”難解?「ググった」

2024年03月22日 10:30

芸能

「不適切にもほどがある」昭和スナック菓子にネット郷愁「記憶の奥」“地獄のパティオ”難解?「ググった」
金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」第8話。佐高強(榎本司・手前右)の部屋は、まるで学校のようになり…(C)TBS Photo By 提供写真
 俳優の阿部サダヲ(53)が主演を務めるTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜後10・00)は今月15日、第8話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けるヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の阿部&宮藤氏&磯山晶プロデューサーが「タイガー&ドラゴン」以来19年ぶりにタッグを組んだ。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまった“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与える。

 第8話は「1回しくじったらダメですか?」。令和にタイムスリップしたムッチ先輩こと秋津睦実(磯村勇斗)は、息子の秋津真彦(磯村勇斗)と対面。小川純子(河合優実)が自分と入れ違いで昭和に帰ったことを知った上に、井上昌和(三宅弘城)から“ある話”を聞くと、突然パニックに?同じ頃、EBSテレビのカウンセラー・小川市郎(阿部サダヲ)の元には、過去に起こした不倫スキャンダルのため閑職に追いやられていた入社7年目のアナウンサー・倉持猛(小関裕太)が相談に来る。復帰のメドが立ったものの、リスクマネジメント部長が栗田一也(山本耕史)に代わり、白紙に戻され…という展開。

 今回も懐かしの昭和ネタが随所に盛り込まれた。

 クラスメートが集まった佐高強(榎本司)の部屋。井上昌和(中田理智)はスナック菓子を取り出し、向坂キヨシ(坂元愛登)に「『鈴木くん』売り切れ。『佐藤くん』でいい?」。佐高くんは「オレ、学校行こうかな。なんかもう、学校にいるのとあんま変わんない感じだし」と登校を決意した。

 「鈴木くん」「佐藤くん」は84年にエスビー食品が発売。鈴木くんは塩味、佐藤くんはチーズ味。のちにコンソメ味の「田中くん」、サラダ味の「山本さん」も販売された。

 市郎と倉持は栗田家のパーティーに招待。栗田は「パティオに出ましょうか」とブラインドを上げる。市郎は「パ・テ・ィ・オ!『金妻』以外で初めて見たぁ!」と興奮気味。この日は20回目の結婚記念日だったが、実は栗田も17年前に一度、過ちを犯していた。毎年、妻の幼なじみに責められ、今回も謝罪。“地獄のパティオ”となった。

 「パティオ」はスペイン語で「中庭」の意味。TBS「金曜日の妻たちへIII 恋におちて」(85年)はパティオの歓談が重要なシーンになっていた。

 SNS上には「鈴木くんと佐藤くん、懐かしすぎw」「私の記憶の奥の奥の方にいましたよ、鈴木くんと佐藤くん」などの声。昭和世代のノスタルジーを誘った。「パティオが分からなくてググった」「地名かと」「店の名前じゃないの?w」などの声もあり、パティオは“難解ワード”だったようだ。

 次回は第9話「分類しなきゃダメですか?」(3月22日)。今度の昭和ネタは?

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