藤井貴彦アナが万感の「news every.」ラスト出演 夕方の顔14年「陣内さんがいなかったら…」

2024年03月22日 19:00

芸能

藤井貴彦アナが万感の「news every.」ラスト出演 夕方の顔14年「陣内さんがいなかったら…」
日本テレビの看板だった藤井貴彦アナウンサー Photo By スポニチ
 日本テレビを3月いっぱいで退社し、フリーに転身する藤井貴彦アナウンサー(52)が22日、日本テレビの「news every.」(月~金曜後3・50)に出演。この日で同番組の出演は最後となった。
 藤井アナは「news every.」がスタートした2010年3月からメインキャスターを担当し、“夕方の顔”として人気を博した。昨年12月に、同番組を3月いっぱいで卒業すると発表。今後については「冷えた言葉も少し温めて、皆様にお届けするひと手間だけは忘れずに続けようと思います」と独特の藤井節で意気込みを語っていた。

 番組の最後に「14年間本当にありがとうございました」とあいさつ。「自分のことを言うことが苦手だということがわかりました。いい言葉、自分のためにつくってみようかなと思ったんですけど、ここ2、3日、全然出なくて」と語り「自分には、誰かの背中を押すことしか自分にはできないのかな、と。だから一緒にいる仲間がすごくありがたかったです」と感謝した。

 また、一緒に同番組のキャスターを務めたバドミントン元五輪代表の陣内貴美子に「特に陣内さん。陣内さんがいなかったら、私 14年間やれていなかったと思います。結婚している訳じゃないですけど、本当に仲良くさせていただいて」と万感の面持ちで声を掛けると、陣内は涙を見せ別れを惜しんでいた。

 4月から有働由美子アナウンサー(55)の後任として「news zero」(月~木曜後11・00、金曜後11・30)のメインキャスターを務めることが決定。4月以降は個人事務所を立ち上げ、芸能事務所「セント・フォース」と業務提携する。業務提携を含め、同事務所が男性アナウンサーと仕事をするのは初めてとなる。

 また同局の市來玲奈アナウンサー(28)も、この日が番組最後の出演。「さまざまなニュースをお伝えしてきましたが、コロナ禍を経て人と人のつながり、そして、キャスターとして伝える言葉の力、大切さと言うのを改めて実感しました。これからも、 は皆様の生活に寄り添って、そひてやさしい明かりをともす番組であり続けると思います。4年半、本当にありがとうございました」とあいさつした。市來アナは2019年から同番組に出演し、現在は木、金曜のサブキャスターを務めている。

 ◇藤井 貴彦(ふじい・たかひこ)1971年(昭46)12月3日生まれ、東京都生まれ、神奈川育ちの52歳。慶大環境情報学部卒。94年に日本テレビ入社。同期には2011年にフリーアナウンサーに転身した羽鳥慎一がいる。スポーツ中継からバラエティーまで幅広いジャンルで活躍。10年3月、「news every.」の放送開始とともにメインキャスターに就任。新型コロナウイルスの感染拡大が20年春には感染予防対策に向けたメッセージを連日送り続け、「心に刺さる」と反響を呼んだ。

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