元ロッテ投手教授 水原氏の賭博に違法性は?「違法と合法の境目が分からなくなった可能性も」

2024年03月22日 16:04

芸能

元ロッテ投手教授 水原氏の賭博に違法性は?「違法と合法の境目が分からなくなった可能性も」
東京・赤坂のTBS社屋 Photo By スポニチ
 プロ野球ロッテの元投手で、桜美林大の小林至教授が22日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に電話出演し、ドジャース大谷翔平(29)の通訳を務めていた水原一平氏(39)の違法賭博が疑われている問題について解説した。
 21日に地元紙ロサンゼルス・タイムズや米スポーツ専門チャンネルESPNなど複数のメディアが「巨額の窃盗の疑い」で水原氏が解雇されたと報じ、球団も認めた。ESPNによると、水原氏が「連邦政府の調査を受けている南カリフォルニアのブックメーカーにギャンブルで借金をつくり、大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が送金された」ことから問題が発覚したという。水原氏は解雇前日、選手たちに「私はギャンブル依存症」と告白したと伝えられている。

 小林氏は米国の合法、違法の賭博業者の違いについて解説。合法業者の場合は賭け金が制限されているといい、「500ドル(約7万5000円)以上を賭けるのは、ほぼ無理だと思いますよ」とした。クレジットカードを受け付ける合法業者もあるが、「そのような大金を掛けるのは不可能です」という。

 米メディアの報道によると、水原氏は賭博の違法性を認識していなかったと話している。それでも、小林氏の話を聞いたジャーナリスト鈴木哲夫氏は、「確実に言えることは、水原氏は違法性というのは認識していたと言い切っていいのかなというのは一つ、思いますね」とし、小林氏にも見解を聞いた。

 小林氏は「だと思います」と自身の見解を口にしつつも、オンラインと店舗型の賭けの違いにも言及。「実際に店舗を運営しているカジノでは、ハイローラーと呼ばれる高い賭け金で賭けをする客が来て、高い金を賭けることが可能」とした。また、水原氏が今回の違法賭博業者と会ったのがポーカーの会場だったという米報道にも触れ、「オンラインの世界と、実際のカジノの世界と混同していた可能性も考えられなくはない」とも話した。

 ドジャースが拠点とするカリフォルニア州では賭博は違法だが、小林氏によると「カリフォルニア州を囲む3州、オレゴン、ネバダ、アリゾナは全部合法」と解説。「アリゾナに遠征に行って、アリゾナのホテルから、業界最大手のドラフトキングスのアプリを使って賭けるのは、何の問題はない」と例を挙げ、「だんだん麻痺して、違法と合法の境目が分からなくなっちゃった、という可能性もなきにしもあらず」としたが、最後に「私も報道で聞いた範囲の話ですので、すべて想像なんですけどね」と付け加えていた。

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