中畑清氏 DeNA監督時代の「計算しながら演出してた」こととは 4回目には金額が「頭をよぎるワケ」
2024年05月02日 17:32
芸能
「プロ野球ってそういうもんじゃない。お客さんが喜んでくれたり、感動したり悔しがってくれたりすることに対して、どれだけのプレーができるか」と語ると、MCの「ハライチ」澤部佑は「監督時代はお客さんに魅せる瞬間っていうのはどういう…」と質問した。
中畑氏は「あった。ある程度計算しながら演出してたんだけど、退場するシーンがあるじゃない。抗議しに行く。その前に、俺は覚悟を決めてくワケよ。“きょうは絶対退場するぞ”って」とぶっちゃけた。
スタジオから驚きの声が上がると、「それやっとかないと、次の俺の代役になるヘッドコーチとか、高木豊なんだけど、“俺きょう退場になるからな。後頼むぞ”って言って、それからそのシーンが」と中畑氏。「俺一発目の退場した時なんだけど、その時グワーって猛ダッシュで行って、それでアンパイアに“どこ見てんだ!”って言って。ガーン、ガーンってやって」と振り返った。
抗議する際の体制は「ペンギン打法っていうんだけど、手も足も出さないワケ」と棒立ちになって、胸を突き出し相手にぶつかるというもので、「でも暴力行為になっちゃうんだよね。そこで一発退場ですよ」と回顧した。
「で罰金20万」とも明かし、「累積だもん。2回目やると40万なの。3回やると80万。4回やると160だよ」と苦笑い。澤部が「それは球団が出す?」と尋ねると、「俺が払ったの」「あれは球団が支払うべき普通は。選手のために頑張って抗議しに行くんだから。自分のために行ってるわけじゃないんだから」とぼやいてみせた。
中畑氏はさらに「さすがにね、4回目ぐらいで160万。こう(抗議に行こうと前のめりに)いった時には頭をよぎるワケ」と本音を吐露。「“監督、どうして行かないんですか?”“ばかやろう、160万だぞ”って」と話して笑わせた。