能見篤史氏 阪神在籍16年間と「濃さが一緒くらい」だった、オリックスの選手兼コーチの2年間
2024年05月02日 18:03
芸能
能見はどちらにも思い入れがあるとした上で、「立場が全然違うので。選手として16年、阪神。選手兼コーチとして2年、オリックス。濃さが一緒くらいなんですよ」とその感覚を表現。「コーチの方々の思いとか、選手に対しての思い、コーチ会議とか入って、選手のときは知ることがなかったこと。こんだけ選手のこと考えてくれてんだってのを知ったんですよ」と選手兼コーチならではの経験が、濃密な時間になったことを振り返った。
そして、両軍の監督の話題に。オリックス・中嶋監督について「本当に(選手が)疲弊しないように細心の注意を監督が払っている。やりくりは相当大変なはずなんですよ」と語った。昨年はレギュラーシーズンで136通りのオーダーを駆使しながらリーグ3連覇に導いた。「レギュラーで出てくれた方がチームのだいたいの流れができる。1人を替えて入れたり、何人か替えて入れたりとなると、線になるかも分からないので、そこは大変ですし、それを線にしてるっていうのが監督の凄さ」と熱弁。「監督自体が読めない。二手、三手先を読んでるって水本ヘッドコーチも言ってたので。監督の考え方分からんって」と側近さえも監督の考えを理解できていないことを明かした。
一方の阪神・岡田監督はレギュラー固定タイプだという。「選手のためを思って、流れを大事にしながら固定してあげて、責任感を持たせてあげてというところを重視しながら」と解説。「だから岡田監督は選手とあまりコミュニケーション取らないようにしてる。わざと距離をあけて、なあなあにならないように。選手に考えさせる。外すであってもマスコミさんを通してヒントを言ったりとか、あえてきつく言った方がいい選手やったらきつく言うとか、マスコミを通して。選手に『なぜ』というのを考えさせてというやり方」と説明した。