能見篤史氏 阪神在籍16年間と「濃さが一緒くらい」だった、オリックスの選手兼コーチの2年間

2024年05月02日 18:03

芸能

能見篤史氏 阪神在籍16年間と「濃さが一緒くらい」だった、オリックスの選手兼コーチの2年間
能見篤史氏 Photo By スポニチ
 元阪神、オリックスで通算104勝を挙げた能見篤史氏(44=本紙評論家)が4月28日放送のTBSラジオ「SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)にゲスト出演。選手兼コーチだったオリックス時代や両軍の指揮官の考え方の違いなどに言及した。
 パーソナリティーの石橋貴明(62)から「オリックスと阪神、両チームいて、自分はどっちのOBだっていう」と問われた能見氏。「よく関西でも日本シリーズ、どっち勝ちますかってやったら言われるんですよ。これね、どっち言ってもダメなんですよ」と言葉を濁した。昨年の日本シリーズは阪神とオリックスが対戦し、阪神が4勝3敗で日本一に輝いた。「去年は当然、その質問集中しましたよね」と石橋から再度問い詰められると、「なんで、その質問するんですか。それ言って損するの僕だけじゃないんですか」と笑いに変えた。

 能見はどちらにも思い入れがあるとした上で、「立場が全然違うので。選手として16年、阪神。選手兼コーチとして2年、オリックス。濃さが一緒くらいなんですよ」とその感覚を表現。「コーチの方々の思いとか、選手に対しての思い、コーチ会議とか入って、選手のときは知ることがなかったこと。こんだけ選手のこと考えてくれてんだってのを知ったんですよ」と選手兼コーチならではの経験が、濃密な時間になったことを振り返った。

 そして、両軍の監督の話題に。オリックス・中嶋監督について「本当に(選手が)疲弊しないように細心の注意を監督が払っている。やりくりは相当大変なはずなんですよ」と語った。昨年はレギュラーシーズンで136通りのオーダーを駆使しながらリーグ3連覇に導いた。「レギュラーで出てくれた方がチームのだいたいの流れができる。1人を替えて入れたり、何人か替えて入れたりとなると、線になるかも分からないので、そこは大変ですし、それを線にしてるっていうのが監督の凄さ」と熱弁。「監督自体が読めない。二手、三手先を読んでるって水本ヘッドコーチも言ってたので。監督の考え方分からんって」と側近さえも監督の考えを理解できていないことを明かした。

 一方の阪神・岡田監督はレギュラー固定タイプだという。「選手のためを思って、流れを大事にしながら固定してあげて、責任感を持たせてあげてというところを重視しながら」と解説。「だから岡田監督は選手とあまりコミュニケーション取らないようにしてる。わざと距離をあけて、なあなあにならないように。選手に考えさせる。外すであってもマスコミさんを通してヒントを言ったりとか、あえてきつく言った方がいい選手やったらきつく言うとか、マスコミを通して。選手に『なぜ』というのを考えさせてというやり方」と説明した。

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