田中希実、5000mもV「勝ち切ることができて良かった」強烈スパートで2年連続1500mとの2冠

2023年06月04日 18:20

陸上

田中希実、5000mもV「勝ち切ることができて良かった」強烈スパートで2年連続1500mとの2冠
田中希実 Photo By スポニチ
 【陸上・日本選手権最終日 ( 2023年6月4日    大阪・ヤンマースタジアム長居 )】 女子5000メートル決勝は、田中希実(ニューバランス)が15分10秒63で制し、1500メートルとの2冠を達成した。
 「しっかり勝ちきることができて良かった。5000については勝ちを意識した」

 今季序盤戦は苦戦しながら、2日に行われた1500メートル決勝では残り800メートルからギアを上げ、2位以下に大差をつけて4連覇を飾った。「落ち着いて走れたし、楽しんで走ることができた」。自信を取り戻した背景には、慣れ親しんだ地で行った合宿の手応えがあった。

 21日のセイコーゴールデングランプリの前後で岐阜・御岳に入って練習を実施。学生の頃から何度も足を運んだ場所で精力的にトレーニングを積むことで、メンタル面も大きく改善された。「私は(競技に対して)精神面が大きく左右してくる。懐かしい環境で集中できたことが、心の安定につながった」。再びレースを楽しめる境地となり、今大会に臨んでいた。

 この日は序盤から積極的にレースを進め、3000メートルで先頭に。残り3周を切ってから後続を突き放し、ラスト1周は強烈なスパートで2年連続2冠のゴールに飛び込んだ。

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