サニブラウン、スタートで左大腿裏つって最下位「走らないわけにはいかない」10秒59もプロの意地

2023年06月04日 19:08

陸上

サニブラウン、スタートで左大腿裏つって最下位「走らないわけにはいかない」10秒59もプロの意地
<陸上日本選手権>男子100メートル決勝、8着に終わるサニブラウン(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【陸上・日本選手権最終日 ( 2023年6月4日    大阪・ヤンマースタジアム長居 )】 男子100メートルで連覇を狙ったサニブラウン・ハキーム(東レ)が、アクシデントに見舞われて連覇を逃した。
 10秒26と精彩を欠いた準決勝のスタート時から左大腿裏に異変があり、決勝のスタート直前にも同箇所がつったという。「セットした時に急にきて『ああっ』って思って」。スタートからキレがなく、後半も伸びず。「しっかりスタートを切らないと後半も何もできないんで」。10秒59で最下位の8位に沈んだ。

 厳しい状況でも棄権しなかった理由がある。「スタートラインに立っているので、走らないわけにはいかない。責任とプロとしての心構え」と言葉にプライドをにじませた。

 昨夏の世界選手権では日本初の決勝進出で7位入賞。今後はコンディショニングを見つめ直し、今年の世界選手権の参加標準記録(10秒00)の突破を見据える、「ここからもう一段階、二段階くらい挙げていかないといけない。気を引き締めていかないといけない」と前を向いていた。

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