川岸史果が6年ぶり2勝目 ツアー6勝の父・良兼に「いい報告ができると思う」

2023年06月04日 17:15

ゴルフ

川岸史果が6年ぶり2勝目 ツアー6勝の父・良兼に「いい報告ができると思う」
<リシャール・ミルヨネックスレディース・最終日>キャディーを務める母・麻子さん(右)と優勝トロフィーを手に笑顔を見せる川岸史果(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー リシャール・ミル・ヨネックス・レディース最終日 ( 2023年6月4日    静岡県 朝霧ジャンボリーGC=6687ヤード、パー72 )】 9ホールに短縮された最終ラウンドを4バーディー、ボギーなしの32で回った川岸史果(28=加賀電子)が、通算9アンダーで並んだ佐久間朱莉(20=大東建託)とのプレーオフを1ホール目で制し、17年マンシングウェア東海クラシック以来6年ぶりとなるツアー2勝目を飾った。
 川岸は第1ラウンドを5アンダー、67で終え、首位と1打差の4位で最終ラウンドに臨んだ。「短期決戦で伸ばし合いになると思ったので、ボードを見ずに目の前の1打に集中してバーディーを取ることを意識した」。

 出だしの10番で2メートルを決めてバーディー発進。12番パー5では第2打をグリーン手前カラーに運び、アプローチで1メートルに寄せてスコアを伸ばした。

 17番パー3は少しでホールインワンというスーパーショットを放ち1・2メートルのパットを沈めた。

 そして1打ビハインドで迎えた18番パー5では、左ラフからの第3打を1・5メートルに付けてパットをねじ込み、4つ目のバーディーを奪い、先にホールアウトしていた佐久間に追いついた。

 18番で行われたプレーオフでは、第3打を1・5メートルへ。正規のラウンドとほぼ同じラインを沈めるとガッツポーズ。キャディーを務めた、プロゴルファーの母・麻子さんと抱き合った。

 初優勝の時はハウスキャディーを起用していたため母とのコンビでは初めての歓喜。「母がキャディーの時に勝てていなかったので“お待たせしました”、という思いもあり、感謝もありつつ、いろんな思いがあった」と感慨深げに話した。

 17年に初優勝したが、その後、ティーショットが極度の不振に陥り、シード落ちも経験した。川岸は「苦しい時期もあったので、また優勝できてうれしい。18年にドライバーの不調からシードを落として、ステップに戻って、コロナもあって、レギュラーに戻って優勝できて。いろんな経過があったので」と声を詰まらせた。

 父・良兼は男子ツアー6勝のレジェンドゴルファー。「私の目の前より、他の人の前で喜んでいると思う。いい報告ができると思う」と目尻を下げた。

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