木下 ノってる4差V圏 全米女子OP切符で勢い 直近7戦落ちから狙う「ビリからのダブル役満」

2023年06月04日 05:10

ゴルフ

木下 ノってる4差V圏 全米女子OP切符で勢い 直近7戦落ちから狙う「ビリからのダブル役満」
5番、ティーショットを放つ木下彩(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー リシャール・ミル・ヨネックス・レディース第1日 ( 2023年6月3日    静岡県 朝霧ジャンボリーGC=6687ヤード、パー72 )】 黄金世代の木下彩(24=長府製作所)が16ホールを終えて5バーディー、2ボギーで回り、3アンダーの暫定6位と好位置につけた。5月29日に全米女子オープン出場権を獲得したばかりの24歳が、勢いのままツアー初優勝を目指す。暫定首位は16ホール終了で7アンダーの阿部未悠(22=ミネベアミツミ)。競技は濃霧でサスペンデッドとなり、104選手がホールアウトできなかった。大会は27ホール競技に短縮され、賞金加算額は当初の75%となる。
 初日が悪天候で中止になって、この日スタートが4時間半遅れても、木下の勢いは変わらなかった。麻雀好きの24歳は初のメジャー切符獲得を「ビリからのダブル役満」と表現。その好調の流れが今も続いている。

 「先週から調子は上がっていたので、その流れに今はまだ乗れているかなって」

 インから出てイーブンで迎えた15番から3連続バーディーでスコアを伸ばした。直近7戦は予選落ち。試行錯誤に加え、新しいミズノ社製のアイアンを投入したことも、好転のきっかけになったという。

 98年度生まれの黄金世代で、渋野日向子とはジュニア時代からの仲良し。全米女子オープン予選突破後、渋野から「アメリカ来るの」と連絡が来た。「行っちゃうよ」と返信。「もし全米に出られたら…」と、2月に人生初のパスポートを取得したかいがあった。

 この日のサスペンデッド後には36ホールから、さらに27ホールの短縮競技となることが決定。第1ラウンドの残り2ホールと決勝ラウンドの9ホールを戦う最終日へ、「頑張ります」と気合十分だ。

 ≪史上3度目セカンドカット実施 27H超短期決戦に≫
 今大会では21年の資生堂レディース以来、ツアー史上3度目のセカンドカット実施が決まった。第1ラウンドが行われる予定だった2日が悪天候で中止となり、36ホール競技に短縮。この日はコースコンディション不良で4時間半スタートが遅れ、濃霧によるサスペンデッドとなった。競技成立を目指してさらに27ホールに短縮とすることを決定。予選カットは60位タイまでだが、決勝ラウンドの9ホールをプレーする人数を絞るセカンドカットを行う。

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