松山英樹は75で9位後退も首位と2打差「チャンスはある」メモリアル・トーナメント

2023年06月04日 07:11

ゴルフ

松山英樹は75で9位後退も首位と2打差「チャンスはある」メモリアル・トーナメント
首位と2打差の松山英樹(AP) Photo By AP
 【米男子ゴルフツアー メモリアル・トーナメント第3日 ( 2023年6月3日    米オハイオ州 ミュアフィールドビレッジGC=7571ヤード、パー72 )】 首位と1打差の2位から出た14年大会覇者の松山英樹(31=LEXUS)は5バーディー、5ボギー、1トリプルボギーの75と落とし、通算4アンダーで9位に後退した。首位とは2打差。ロリー・マキロイ、金施佑(キム・シウ)、デビッド・リプスキーが通算6アンダーで首位に並んだ。
 序盤は快調だった。1番で50センチに付けてバーディー発進。単独首位に立った。2番は10メートルのパットをねじ込み連続バーディー。一時は後続に2打差を付けた。

 ところが、7番でチャンスを逃して流れが変わった。8番パー3はラフから寄せきれずボギー。9番と10番は1~1・5メートルのパーパットがカップに蹴られて3連続ボギーで2位に後退。首位のリプスキーに3打差を付けられた。

 11番パー5は第3打を50センチにぴたりと付けてバーディーを取り返す。

 しかし、12番パー3でトリプルボギーを叩く。第1打をグリーン手前の池に入れて、ドロップゾーンからの第3打は奥のバンカーへ。バンカーショットはピンを大きくオーバー。パットも外れて通算4アンダーとなり11位に順位を下げた。

 その後も出入りの激しいゴルフが続く。13番はティーショットを右に曲げてボギー。14番は第2打を1メートルに付けてバーディー。15番パー5はグリーン右のバンカーからの第3打を1・8メートルに寄せて連続バーディーを奪った。しかし、16番パー3は第1打でグリーンを捉え切れず、アプローチも寄せられずボギーとなった。

 それでも17番、18番ともピンチを招きながらパーで切り抜けて75でホールアウト。3つスコアを落としたものの、首位とは2打差。9年前に米ツアー初勝利を挙げた思い出の大会で、優勝圏内に踏みとどまった。

 中継局ゴルフネットワークのインタビューでは「11番までは3連続ボギーがあっても悪くない内容だったけど、そこからドタバタした。パットが思うように思うようにいかなかったけど、最後の17番とか良いパットが入ってくれたので良かった」と振り返った。
 この日はショットの距離感に苦しむ場面が多かったが「毎回打つ度に風が変わったので、このコースの難しさを改めて感じた」と風を読み切れなかったことを明かした。

 ショットの調子自体については「体の状態が良くなかったので、スイングとか技術的なことに集中できなかった」と説明した。
 最終日に向けては「(12番で)トリプルを打った時にはチャンスがなくなるくらいまで落ちるかなと思ったけど、思ったより上も崩したし、2打差なのでチャンスはあると思う。今日のようなスタートを切って、昨日みたいに良いプレーができれば」と逆転劇を思い描いた。

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