スケボー男子13歳・小野寺吟雲 史上初連覇!決勝で大技決めた「自分に勝ちたいと思っていた」

2023年11月19日 04:11

スケートボード

スケボー男子13歳・小野寺吟雲 史上初連覇!決勝で大技決めた「自分に勝ちたいと思っていた」
史上初の連覇を果たし、表彰式で笑顔を見せる小野寺吟雲(中央)。左は2位の池慧野巨、右は3位の渡辺星那 Photo By スポニチ
 スケートボード・ストリートのマイナビ日本選手権最終日が東京・ムラサキパーク立川立飛で行われ、男子は13歳の小野寺吟雲(ぎんう)が268・21点で男女通じて大会史上初の2連覇を果たした。女子はパリ五輪予選ランキングで3位につける織田夢海(17=サンリオ)が219・44点で初優勝。ともに12月のパリ五輪予選を兼ねる世界選手権(東京・有明コロシアム)へ弾みをつけた。
 史上最年少の12歳で初出場初優勝を果たしてから1年。スケボー界に衝撃を与えた“ぎんちゃん”が、またしても歴史をつくってみせた。決勝では45秒間のラン2本目に87・73点を出しトップに躍り出ると、ベストトリック2本目に大技「ダブルフリップボード」を決め、91・62点をマーク。「自分のスケートをして、自分に勝ちたいと思っていた。連覇は考えていなかったけど優勝できてうれしい」とニッコリ笑った。
 1年前は身長1メートル46だったが、現在は1メートル52に成長。板のサイズも大きくなり、この1年は適応に苦しみながらも、別格の才能と努力で結果を残した。パリ五輪に向けては「たくさんの人がスケボーに興味を持ってくれるのが五輪」と1年前よりも関心が高まっている様子だった。

 ≪織田が悲願初V≫女子は昨年2位の織田が悲願の初優勝。本人が苦手と語るラン1本目をフルメークして61・46点の2位に付けると、ベストトリックの2本目に代名詞の「キックフリップ・フロントサイドフィーブルグラインド」を一発で決め90・18点をマーク。「いつも2位や3位だったので、優勝できてうれしい」と話した。五輪への思いは強く、来月の世界選手権に向けても「パリに絶対に出られるように頑張りたい」と話した。

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