【7人制ラグビー五輪予選】サクラセブンズがパリ切符獲得!決勝で中国撃破

2023年11月19日 16:27

ラグビー

【7人制ラグビー五輪予選】サクラセブンズがパリ切符獲得!決勝で中国撃破
<日本・中国>パリ五輪出場権を獲得し、喜び合うサクラセブンズ Photo By スポニチ
 【7人制ラグビー男女パリ五輪アジア予選最終日 ( 2023年11月19日    ヨドコウ桜スタジアム )】 女子決勝が行われ、日本代表“サクラセブンズ”は中国を21―14で下し、優勝を果たした。来夏のパリ五輪出場権を獲得。五輪には16年リオデジャネイロ大会から3大会連続出場となる。
 日本は前半2分に先制こそ許すが、同4分と同6分に大谷芽生(ながとブルーエンジェルス)が連続トライ。須田倫代(追手門学院ビーナス)が2本のコンバージョンを決め、14―7とリードして試合を折り返した。

 後半は平野優芽主将(ながとブルーエンジェルス)のトライと須田のコンバージョンで追加点。試合終盤まで激しい攻防が続いたが、中国の攻撃を粘り強い防御で守り抜いた。

 21年東京五輪では1勝もできず、12チーム中最下位と惨敗した。東京五輪後から鈴木貴士ヘッドコーチ(HC)が指揮を執り、チームの立て直しに着手。新体制スタートと同時に掲げたテーマは「7人で立つ、動く、戦う」。海外勢との体格やスピード差を埋めるため、接点後のプレーに重点を置き「倒れても2秒以内に立ち上がる」という決まり事を徹底した。

 22年12月からは世界の上位勢で争う国際サーキット大会ワールドシリーズ(WS)を転戦し、世界で戦う経験を積んだ。22年W杯南アフリカ大会では過去最高となる9位に入るなど、実力をつけてきたサクラセブンズ。来夏のパリ五輪で大きな花を咲かせる。

 ▽女子日本代表のアジア予選登録メンバー。※◎は主将。
 中村 知春(ナナイロプリズム福岡)
 梶木 真凜(自衛隊)
 バティヴァカロロ・ライチェル海遥(ながとブルーエンジェルス)
 水谷 咲良(東京山九フェニックス)
 三枝 千晃(北海道バーバリアンズディアナ)
 大谷 芽生(ながとブルーエンジェルス)
◎平野 優芽(ながとブルーエンジェルス)
 田中 笑伊(ながとブルーエンジェルス)
 堤 ほの花(日体大)
 吉野 舞祐(日体大)
 原 わか花(東京山九フェニックス)
 須田 倫代(追手門学院ビーナス)

 ▽7人制ラグビー 7対7で行われる。試合登録人数は1チーム12人まで。FW3人とバックス4人で構成され、スクラムは3人で組む。不当なプレーによるシンビンとなった場合は2分間の一時退場となる。通常の試合は前後半7分ずつで、フィールドの広さは15人制と同じ。ルールも15人制とほとんど変わらず、広いフィールドを7人でカバーするため、スピードやハンドリング技術が求められる。五輪には16年リオデジャネイロ大会から正式種目に採用された。

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