アメフト阪大 あの虎フィーバー以来となる1部昇格へ大前進 2部で唯一の全勝守る

2023年11月19日 16:37

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アメフト阪大 あの虎フィーバー以来となる1部昇格へ大前進 2部で唯一の全勝守る
全勝を守り、喜びを爆発させる阪大の選手 Photo By スポニチ
 【関西学生アメリカンフットボール2部リーグ   阪大17ー10同大 ( 2023年11月19日    サンガスタジアム )】 ラストプレーで天国と地獄が分かれた。阪大が17―10とリードし、迎えた第4Q残り2秒。同大QB佐々木康成(3年)が起死回生を狙ったパスがエンドゾーンに向かう。両軍がもつれあう中で同大TE平船新大(4年)がキャッチ…したかに見えたものの、わずかの差でパス不成功。阪大のサイドラインに歓喜の爆発が訪れた。
 「なんとか勝てて良かった。(最後の場面は)相手の足が出たように見えて…」

 最後の瞬間を近くで見ていた名倉宙主将(4年)は声を弾ませた。1敗の同大戦。前半こそ7―10と苦戦したものの、第3Q8分39秒にQB髙田翔永(4年)がWR朝木陽生(3年)へTDパスを通し逆転。FGでさらにリードを広げた。

 同じ名門国立大の京大、神戸大が1部に定着する中、阪大が最後に1部昇格を果たしたのが1985年シーズン(翌年降格)。プロ野球阪神が初めて日本一に輝いた年で、岡田彰布監督が夜空に舞ったのは、何かの「予兆」かもしれない。

 2部の上位2チームが1部との入れ替え戦へ進む。現在、全勝は阪大のみで、1敗の大阪公立大、桃山学院大、2敗の同大が追う。最終節は阪大―桃山学院大、大阪公立大―同大のカード。阪大は勝てば文句なし、負けても3チーム抽選の可能性などを残すなど優位に立っている。

「(抽選で入れ替え戦を逃した)昨年のこともあるので、今年は自分たちの手で勝って、入れ替え戦をたぐり寄せたい」。力をこめた名倉は、手に入れた自信とともに最終戦に臨む。

 

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