【関西大学ラグビー】天理大が開幕6連勝 3季ぶり関西制覇へ前進 2トライの松野「練習の成果」

2023年11月19日 06:00

ラグビー

【関西大学ラグビー】天理大が開幕6連勝 3季ぶり関西制覇へ前進 2トライの松野「練習の成果」
<天理大・関学大>後半、トライを決める天理大・松野(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 【ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第6節   天理大28―6関学大 ( 2023年11月18日    天理親里ラグビー場 )】 天理大は28―6で関学大を下し、開幕6連勝を飾った。プロップ松野楓舞(ふうま、3年=松山聖陵)が2トライを挙げる活躍などもあり、3季ぶりとなる関西制覇へと前進した。近大は17―7で摂南大を下したが、最終節を残して4位以下が決定。3位が確定した関学大が4季ぶりとなる大学選手権出場を決めた。
 スクラム自慢の松野が走った。前半6分に敵陣深くへと攻め込む中、最後は自らボールを持ち運んで先制トライ。後半34分にはSH北條のパスをタイミング良く受け、相手の防御網を突破してインゴールに飛び込んだ。身長1メートル67、体重100キロの背番号3が天理大の開幕6連勝を呼び込み、胸を張った。

 「2トライを取れて、勝ち点のボーナスポイントも得ることができた。今までの練習の成果を出せたんじゃないかなと思う」

 松山聖陵高から天理大に進み、1年秋から出場機会を得た。高校時代から体重は大きく変わらないが、肉体改造によって体脂肪率は35%から27%まで減った。最大の持ち味はスクラムながら、小松節夫監督は「器用なところもあって面白い選手」と評する。突破力に優れたNo・8ヴァカタらが目立つ一方で、留学生頼みにならない強さを支えている。
 関学大をノートライに抑える守りの堅さも発揮し、これで天理大は首位をキープ。きょう19日の京産大―同大戦の結果次第で優勝が決まる可能性もあるが、最終節では2連覇中の京産大と対戦する。「この2年は良い結果を出せていないけど、自信はある。王座奪還、関西1位を獲りにいく」と主将の北條。3季ぶりの頂点へ、機運は高まっている。 (西海 康平)

 ≪関学大も大学選手権出場≫天理大に敗れたが、近大―摂南大戦の結果によって4季ぶりとなる大学選手権出場が決まった。序盤は鋭いタックルなどで互角の戦いを演じながら、徐々にラインアウトなどセットプレーのミスが出て、突き放された。フランカー兪(ゆ)主将は「不安が残る形になった。次の同大戦が大学選手権にもつながると思うし、一から立て直したい」と修正を誓った。

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