史上初「背番号19、20」が甲子園の土踏む 今夏から20年ぶりベンチ入り増枠、開会式リハで全選手行進

2023年08月05日 10:52

野球

史上初「背番号19、20」が甲子園の土踏む 今夏から20年ぶりベンチ入り増枠、開会式リハで全選手行進
<開会式リハーサル>今大会からベンチ入りの人数が20人に変更された(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 第105回全国高校野球選手権(6日開幕、甲子園)の開会式リハーサルが5日、甲子園球場で行われた。
 各代表校の全選手が一堂に会し、場内を1周する従来の形式で行進するなど段取りを確認した。

 今夏から登録選手数が18人から20人に増え、この日のリハーサルでは、史上初めて背番号19、20をつけた各校選手が姿を見せ、入場行進に臨んだ。

 登録選手は第14回大会(1928年)から14人以内に制限されていたが、49代表が定着した第60回大会(1978年)に15人以内に変更し、第76回大会(1994年)からは16人に。2003年夏からは18人に変更された。

 20年ぶりの増枠は、投手の投球数制限に対応するために複数投手をベンチ入りさせたり、他の選手の交代に対応することに加え、選手の健康管理や障害予防、暑さ対策の観点からベンチ内での選手の役割が増えていることを理由に導入された。

 また、これまで地区によっては地方大会優勝メンバーから2人を外さなければならない苦渋の決断を迫られるチームもあっただけに、ネット上では「地方大会20人なのに甲子園18人だから優勝しても2人はベンチ入り出来ない。それが物凄く可哀想だった。良いこと」「長年に渡り各校の監督さんが頭を悩ましてたであろうこの問題も解消」「地方予選で戦った20人から2人が涙を呑んでスタンド応援に回される悲劇がなくなったのが、とっても大きい」などと声が挙がっていた。

 20年以降コロナ下では、開会式は簡略化された形で行われてきた。今春選抜は19年夏以来となる全選手参加で行われ、夏もようやく従来通りの形に戻りそうだ。

 21年選抜、昨年選抜では、初日に登場する6校の選手のみが行進し、他の26校の行進は事前に収録した映像がバックスクリーンで流された。21年夏は全49校が参加したが、球場を1周する入場行進ではなく、外野から本塁方向へ行進のみとなった。昨夏は3年ぶりに選手が球場内を1周する従来の形の入場行進などでリハーサルを行ったが、前日に急転開会式を各校主将のみの参加で実施することに。入場行進は各校のプラカード担当者に続いて主将のみが場内を1周した。

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