4年ぶりの監督対談 仙台育英・須江監督「密ですね」 浦和学院・森監督「マモノを味方に…」

2023年08月05日 11:47

野球

4年ぶりの監督対談 仙台育英・須江監督「密ですね」 浦和学院・森監督「マモノを味方に…」
<高校野球 開会式リハーサル>握手をかわす仙台育英・須江監督(左)と浦和学院・森監督(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 105回全国高校野球選手権(6日開幕、甲子園)の開会式リハーサルが5日、甲子園で行われた。夏の甲子園大会2連覇を狙う仙台育英(宮城)は第1日第3試合で浦和学院(埼玉)と激突する。
 甲子園大会では3度目の対決で、過去の戦績は1勝1敗。この日はバックネット裏で対戦校の監督が対談する「監督対談」が行われ、仙台育英・須江航監督、浦和学院・森大監督が登場した。1回戦屈指の好カードに多くの記者が集まり、須江監督は「ベタベタなこと言いますけど、密ですね。圧迫感がすごい」と語った。

【仙台育英・須江監督】
 ――今のチーム状態は。
 「県大会が例年よりも終わるのが早かったので、そこから十分、練習を積む時間があったので県大会の課題だったり、いろんなことを修正して臨める、上り調子だと思います」

 ――練習試合もしている。改めて相手の印象は。
 「総合力がすごく高いですね。ゲームを作れる投手が何人もいて、監督の起用にしっかり応えている。本当にそれぞれの特徴を持った良い投球をするのと、打線も役割に応じてというか、適応力も長打力もありますから、隙のない総合力の高いチームだなという印象です」

 ――対戦に向けた意気込み。
 「ある程度、ちゃんと準備ができた。僕らからすると前年優勝校で甲子園に出ることなんて一生ないかも知れないので楽しみたいです。この1年間、高校野球ってすごいなと東北の方からの祝意やいろんな言葉に励まされてきたので、その1年間が優勝旗返還とともに終わり、新しいスタートだなと思える日に試合がある。初日ですね、開幕日に。そんなことって本当にない。いろんな勝ちたいとか優勝したいとかの前に選手たちが思う存分、楽しめるようなサポートをしてあげたい。勝敗はいろいろ頑張った後の結果ですから、思い切り楽しませたいなと思います」


【浦和学院・森監督】
 ――現在のチームの状態は。
 「埼玉大会が例年よりも遅かったので、中9日だと思うんですけど、決勝の勢いそのままに、しっかり初戦を迎えられればいいかなと思って準備しています」

 ――相手の印象は。
「去年の夏の全国制覇の試合も、今年のセンバツも、ほぼ全試合、実は見させてもらっていました。仙台育英さんの総合力をお手本にしてきたところもありますので、そういう意味では目指してきたチームと、こうやってやらせていただけることが光栄だという気持ちで選手たちにもそういう話をしています」

 ――警戒する選手は。
 「150キロ出るような投手が何人もいるということで、やはり仙台育英さんの主軸でずっと投げている背番号1の高橋君だったり、10番の湯田くん、この右投手2人は県大会でも軸となって投げていました。やはり左の2人もそうなんですけど、誰がきてもエース級の投手なので、とにかくウチは粘り強く、先取点をとにかく取れるように頑張りたいなと思っています。打線の方は、1、2,3番が高打率で足もあって、足をからめた攻撃力が魅力だと思いますので、とくに主将の山田くんですね。練習試合でもすごい活躍をしていまして、やはり好選手が多い印象です」

 ――勝敗の鍵は。
「第3試合で夕暮れ時。ナイターの試合になっていくのかなと。踏んでいるんですけど、それこそ13年の時の仙台育英の試合も見ていたんですけど、やっぱり夕暮れ時から暗い夜にさしかかるにつれ、打球も見えづらくなった。そういうことが展開的に考えられる。その中で甲子園の魔物も味方にしたい。そこで勝機を見いだしたい」

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