元巨人監督・堀内さん 横川が感情を露わにした交代劇に言及「次はもっと信頼してもらえるように」

2023年08月05日 16:30

野球

元巨人監督・堀内さん 横川が感情を露わにした交代劇に言及「次はもっと信頼してもらえるように」
堀内恒夫氏 Photo By スポニチ
 元巨人監督で野球評論家の堀内恒夫さん(75)が5日、自身のブログを更新。前日4日の広島戦(マツダ)で勝利投手の権利を得るまであと1イニングという4回2失点で降板となった巨人の5年目左腕・横川凱投手(22)について言及した。
 横川は4日に出場選手登録され、49日ぶりの先発登板。リリーフに回っていた6月23日の広島戦(マツダ)以来42日ぶりとなる今季5勝目を目指した。

 2回にデビッドソンに先制2ランを許したが、直後の3回に先頭打者として自ら放った内野安打をきっかけに一挙3点を取って逆転。だが、3―2と1点リードで、あと1回投げれば勝利投手の権利が得られるという5回に代打を出されて降板となった。

 大阪桐蔭出身の横川は4回の打席でも左翼線に安打を放っており、ここまで2打数2安打。2死満塁で回ってきた5回の第3打席にも向かう気満々だったがベンチに呼び戻され、代打・中田翔がコールされた。

 ベンチに戻った横川は阿波野投手チーフコーチから労うように肩を叩かれたが、悔しさは隠しきれず。外した打撃用手袋をたたきつける様子がテレビ中継で抜かれる場面もあった。なお、代打の中田翔は捕邪飛に倒れて巨人に追加点は入らず。結局、3―2のまま迎えた9回に6番手左腕・中川が打たれて逆転サヨナラ負けを喫している。

 この横川の交代場面について、堀内さんは「なぜ4回で交代したのか」「チームは横川の続投より点を取りに行くことを選択したからだ」とし、「ここのところの横川は下に落とされたりリリーフしたり先発として1軍に定着しきれていない。あげてきて先発をさせてもこういう場面で代打を出されるということはベンチからの信頼がまだないのだろうね」と補足説明を加えた。

 そのうえで、通算203勝をマークした元巨人エースとして「1点リードしてるんだし5回を投げ切られせてもいいんじゃないか。そうも思うよ」(原文ママ)と投手の気持ちに寄り添った堀内さん。「でも、そこで止まらず次はもっと信頼してもらえるように頑張ろう。そう良い方に考えた方がいい。目の前の1球をしっかりと。期待していますよ」と横川にエールを送って締めくくった。

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