魂の回またぎ! 広島・大道が劇勝呼ぶ2回零封 新井監督絶賛「本当によく粘ってくれた」

2023年08月05日 06:30

野球

魂の回またぎ! 広島・大道が劇勝呼ぶ2回零封 新井監督絶賛「本当によく粘ってくれた」
<広・巨>8回から登板した大道 (撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島4―3巨人 ( 2023年8月4日    マツダ )】 競り合いになればこっちのものだ。広島の躍進を支える救援陣がまたゼロを並べ、今季4度目となる劇勝を呼び込んだ。新井監督は「強力で調子のいい巨人打線を相手に、本当によく粘ってくれた。特に大道。イニングをまたいでよく投げてくれた」と絶賛した。
 指揮官が殊勲の1人に挙げた大道は、1点劣勢の8回に4番手として登板。1死から、門脇が放った一塁線へのボテボテのゴロを機敏に処理するなどして打者3人で退けたものの、2イニング目の9回にヤマ場が待っていた。

 1死から坂本に右前へ運ばれ、続く梶谷は13球粘られて四球。だが、ピンチを招いて強かった。4番・岡本和をカウント1―2と追い込み、渾身(こんしん)の力を込めた148キロ外角低め直球で右飛に仕留めると、最後は代打・長野を外角カットボールで二飛に斬った。

 「(イニング)またぎは久々で(点を)取られているイメージがある。集中して、ストライクを入れていけば守備陣が守ってくれると思って投げました」

 7月13日以来、今季2勝をいずれも巨人から挙げた右腕は「たまたまです」と笑い、充実感をにじませる。

 6回に2番手として登板した中崎が打者3人を料理して流れを変え、7回はターリーが無難にゼロを並べる完璧リレー。9回にサヨナラ打を放ったベテラン・松山は「若手を含めて、本当にピッチャーが頑張っているので」と感謝し、野手陣の総意を代弁した。(江尾 卓也)

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