大阪ガス　近本さん、古巣もアレです!　背番「1」継承の清水V撃　「衝撃」だった先輩刺激に躍動

2023年09月15日 19:48

野球

大阪ガス　近本さん、古巣もアレです!　背番「1」継承の清水V撃　「衝撃」だった先輩刺激に躍動 — ＜大阪ガス・ミキハウス＞本戦出場を決めて笑顔を見せる大阪ガス・清水（右）（撮影・河合　洋介） Photo By スポニチ

【第48回社会人野球日本選手権大会近畿地区最終予選代表決定戦大阪ガス7ー2ミキハウス（ 2023年9月15日わかさスタジアム）】大阪ガスがミキハウスを7―2で下し、10大会連続26回目の本戦出場を決めた。

　13安打7得点と打線が機能した。「5番・中堅」の清水聖也が口火を切った。初回2死一、二塁で左翼を越す決勝の先制2点二塁打を放って、初回の一挙3点先制につなげた。

　「細かいことは考えずに、ストライクゾーンに来た球を強く振ろうと思っていました」

　OBの近本が阪神でリーグ優勝を果たした翌日に、同社は本戦の出場権獲得で続いた。その近本が社会人時代に背負っていた背番号1を受け継いだのが、入社4年目の清水だ。

　「雲の上の方なので、意識するのも失礼。ただ、背番号1が似合う選手になりたいとは思ってきました」

　同社グラウンドに挨拶に来た近本の打撃練習を見たことがある。「凄かった。思っていたよりも体の線が細いような印象だったけど、打球が落ちてこなかった。衝撃を受けました」と目に焼き付けた。

　同社は今年の都市対抗出場を逃した。清水は、今回の対戦相手であるミキハウスの補強選手として出場した。

　「ミキハウスは、本当に良いチームだったので、良い所を全部持ち帰ろうと思っていました。雰囲気が良いし、全員が自分の役割を理解していた。そして、諦めることが絶対にないチームでした。大阪ガスのメンバーと都市対抗に出られなかったのは悔しかったけど、選手として一回り大きくさせてもらえる経験でした」

　今回の予選では5番に固定されて、得点源として機能した。大阪ガスのユニホームを着て全国の舞台に戻る。