優勝決定時、阪神・湯浅が感じた岩崎の異変と思い「体に力が入ってなかった」「ザキさんみたいに…」

2023年09月15日 15:53

野球

優勝決定時、阪神・湯浅が感じた岩崎の異変と思い「体に力が入ってなかった」「ザキさんみたいに…」
岡田監督(手前)にビールをかける湯浅(左)と西純(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 歓喜のビールかけから一夜明け、覚悟はさらに強まったようだ。阪神・湯浅京己投手(24)は、残暑残る鳴尾浜で残留練習に励んだ後、記者に向けて口を開いた。
 「(ビールかけは)楽しかったです。でもね…やっぱり昨日あの場に行って、いろんな人に声かけてもらったりして、より一層ポストシーズンで投げたいという気持ちは強くなった」

 優勝決定の瞬間、一目散に試合を締めた岩崎の元へ駆け寄った。自らの離脱後に抑えを担った頼れる先輩は重圧から解き放たれ、いつもとは明らかに様子が違っていたという。「力抜けてたっす、ザキさんが。“疲れた…”って。ザキさんがザキさんじゃないみたいな。体に力が入ってなかったから、思わず“大丈夫ですか”って言ったくらい。ザキさんは覚えていないと思う」。同期入団の横田さんの登場曲「栄光の架け橋」で登場。様々な思いを背負ってマウンドに上がり、重責を成し遂げた背番号13について、率直に「かっこいいっす」と口にした。

 「自分はこれからも色々ザキさんとかに教えてもらいながら成長していきたいと改めて思いましたし、ついていきたい。もっともっと自分自身成長して、ザキさんみたいになりたいなって」
 左脇腹の筋挫傷から復活を目指し、懸命なリハビリが続く。「焦らずに状態を上げていって、最後に何とかチームの力になれるように」。2度目の歓喜の瞬間に貢献すべく、思いを新たにした。 (阪井 日向)

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