阪神・中野 ウイニングボールつかみWBCに続き今年2度目の栄冠「仲間とビールかけできるのは格別」

2023年09月15日 06:30

野球

阪神・中野 ウイニングボールつかみWBCに続き今年2度目の栄冠「仲間とビールかけできるのは格別」
<神・巨>ウイニングボールをキャッチし、万歳する中野(左は近本)(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神4―3巨人 ( 2023年9月14日    甲子園 )】 阪神の中野が優勝を決めるウイニングボールをつかんだ。「ある程度のフライなら、捕りに行こうという気持ちもあった」。侍ジャパンの一員として優勝した3月のWBCに続く今年2度目の栄冠。「シーズンを勝ち抜いて、阪神の仲間と(ビールかけを)できるのは、また格別」とはにかんだ。
 20年ドラフト会議では在京球団から示唆されていた3位指名がなく、4、5位でも名前を呼ばれない。「終わったな…」とうつむいていたとき、阪神からの6位指名。下位入団でもプラスに捉えた。

 「気分的には楽。1、2位指名の(佐藤)輝や将司は活躍して当たり前という目で見られるけど、自分に失うものはない」

 チームでは開幕から唯一のフルイニング出場。「ここまで来たら全部出たい」。2年間で築き上げた土台がある。「1年目は疲労でバットが出てこないこともあった。頭で分かっていても映像で見れば“こんなに違うんだ”って。試合前から全力でやる必要はない。年数を経て、分かってきた」。一皮むけた27歳の次なる目標は当然、38年ぶりの日本一だ。(八木 勇磨)

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