【阪神・岩貞―糸原の爆笑対談!?(下)】2人が挙げるブルペン、ベンチのMVPは

2023年09月15日 09:00

野球

【阪神・岩貞―糸原の爆笑対談!?(下)】2人が挙げるブルペン、ベンチのMVPは
ふたりでVサインをつくる岩貞、糸原(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神4―3巨人 ( 2023年9月14日    甲子園 )】 ※対談(上)から続く。
 ――お互いのベストプレーを挙げて欲しい
 岩貞 やっぱり、野選で1点取って勝った試合(5月11日のヤクルト戦)じゃないですか?どんな形でも点に結びつけようとするじゃないですか。あの姿勢は本当に大事でレギュラー陣も見習わないといけないですよね。犠牲フライが今年多いですけど、それを象徴する試合。1点は1点なんで。それを体現できる選手。イトには“あれは良かった”と1カ月ぐらい言いましたから(笑い)

 糸原 サダさんは、走者背負って併殺取った試合とか。ヒヤヒヤしますけど、後から聞いたらいろんな配球、技術があってすごいなと。でも、中継ぎは抑えて当たり前と思われてる中で戦っているので本当に難しいと思いますね。失点が目立し、チームの勝敗に関わってくる中で平然とゼロに抑えて帰ってくるので。

 ――お互いに尊敬してる部分は
 岩貞 もちろんありますよ。入ってすぐレギュラー取ったけど、監督が替わって仕事がガラッと変わってもベンチでもやることはやるし。ベンチ裏でデータ見たり自分の備えに比重を置いてもいいけど、ベンチにいて雰囲気も作るし、チェンジになればベンチ前に出て出迎えたり。そういう姿は絶対に必要だし、中堅、ベテラン選手がやることに意味があると思うので。今年、そういう役職になって全力でやってると思いますね。

 糸原 サダさんは存在がデカいと思うので。縁の下の力持ちじゃないですけど、影で支えてると思う。後輩に教えたり、締めることは締めて。そこで自分だけ良いみたいなスタイルだと後輩も付いてきてないです。
 (力強くうなずく岩貞)

 ――2人が挙げるブルペン、ベンチのMVPは
 岩貞 それはもうザキでしょ。ザキいないと始まらないですよ。成績で引っ張って、いるいないでチームの勝敗も大きく変わってきますし。スアレスが絶対的な成績で抑えたシーズンもありますけど、抑える以外の役割も含めてその時のスアレス以上の絶対的な存在かなと。MVPで良いんじゃないですか?

 糸原 ちょっと上から目線ですね(笑い)。(続けて)僕はやっぱり原口さんですね。レギュラーだったら大山とかが挙がるかもしれないですけど、一緒に途中からいくメンバーとして原口さんです。自分が出ない時も率先して声を出して、若手にも絶妙なタイミングで声かけしてくれますし、自分の出番が終わったらすぐベンチで声を出して。打てない時も同じ。姿勢が素晴らしいというか。レギュラーで出てる時も原口さんすごいなって思ってましたけど、今年1年一緒にそういう立場になってもっと気づけました。声出しも“俺やらして”と率先して、その気持ちがすごいなと思います。

 ――岡田監督の話も聞きたい
 糸原 喋らないですけど、練習からすごい選手を見てるなと。成績だけじゃなく取り組みとかも見てますよね。勝ちにこだわる采配が選手にも伝わってくるので。その期待に応えようと選手も思ったので今後の野球人生で勉強になりました。采配が全部当たっていくのですごいなと。

 岩貞 (小声で)一緒です…。

 糸原 自分の言葉でお願いします。

 岩貞 勝負どころの強弱が分かりやすいので、その時に出された選手も分かりやすいですし。ここが勝負どころかな、というのが分かるのがやりやすさに繋がってますね。

 糸原 本当、役割が分かりやすいですよね。

 ――ベンチでの声出しでこだわりは
 糸原 ベンチの雰囲気が良くなるようにベンチに向かって出すようにしてます。グラウンドに向かって“さあいこう!”とかじゃなくて“次の1点大事だぞ”とかみんなに伝えるように。併殺で終わって流れ悪い時に“この回の守備大事だぞ”とか伝わるようにですね。

 ――ブルペンでは“ブルペンで勝つぞ”が合言葉だった
 糸原 そうなんですか。

 岩貞 そういう試合展開になったらみんな緊張しちゃうのでロースコア、延長いったりとか、逆にビハインドで早い展開とか1つのモチベーションとして僕らで勝ち星取れたらというのは言ってましたね。

 ――佐藤輝、森下のアイブラック兄弟は糸原選手が仕掛け人?
 糸原 森下は打てる時と打てない時の差が激しいので。その時たぶん打ってなくて、輝が書いてたので“森下書いてもらえ”って書いたらホームラン2本ぐらい打って。森下も1年目でチームで浮かないように僕も声かけたりして。かわいいところもむちゃくちゃあるんで。でも調子乗らずに全力疾走とかをしっかりやるように。コーチに言われるのと、選手に言われるのはやっぱり違うと思うので。そういう声かけはしましたね。

 ――岩貞投手も歳下の選手と接することも多くなったが
 気を遣わせないことが大事だなと。その選手が前の日に投げて感じたこと、疑問に思ったことを会話で自然に出せるためにブルペンでもずっと会話してますね。

 ――最近、岩貞投手は糸原選手から誕生日プレゼントをもらったと聞いた
 岩貞 そうなんですか?

 糸原 寝たら忘れてるやん。

 岩貞 はい…プレゼントくれたんで、イトがもっと良いのくれって。(糸原の誕生日の)11月11日は逃げたいです。

 糸原 でも、僕が1年目の時にホームラン5本打ったらスーツ作ってくれるってありましたよね。

 岩貞 でも、打たないんですよ。だから練習のサク越えも入れていいよって言ったんですけど。

 糸原 めちゃくちゃ優しい先輩やん(笑い)。

 岩貞 ハマスタでは練習でよく入るんですよ。

 糸原 でもサダさん見てないんですよ。だから加算されない…。

 岩貞 シーズンマックス4本なんで。

 ――最後に互いに労いの言葉を
 岩貞 まだシーズン終わってないんで!日本一が目標なんで!

 ――では、質問を変えて…
 岩貞 労って。

 糸原 中継ぎ陣を引っ張ってすごいなと思いますし、締めるところは締めるんで。きついこともあったと思うんですけど、この最高の瞬間のために声かけとかもしてたんですごいなと思いますね。

 岩貞 イト、ありがとう。

 糸原 ずっと喋ってきたけど、これ対談じゃなく雑談でしょ!(笑い)。

おすすめテーマ

2023年09月15日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム