横田慎太郎さんの母・まなみさんが感謝「慎太郎が舞ってるような錯覚を」阪神ナインが背番号24掲げ胴上げ

2023年09月15日 14:24

野球

横田慎太郎さんの母・まなみさんが感謝「慎太郎が舞ってるような錯覚を」阪神ナインが背番号24掲げ胴上げ
<神・巨>優勝し、横田氏のユニホームとともに胴上げされる岩崎(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 7月に脳腫瘍で逝去した横田慎太郎さん(享年28)の母・まなみさんが、阪神の同僚の粋な計らいに感謝した。
 前日、18年ぶりのリーグ優勝を決め、岡田監督を胴上げする際に同期入団の梅野が横田さんが現役時代に着用した背番号24のユニホームを掲げ、指揮官の次にナインの手で胴上げされた岩崎はユニホームを握りしめ3度、宙に舞った。まなみさんはその光景をテレビで目にし「夕べは慎太郎も甲子園にいたと確信しています。24のユニホームが宙を舞っているのを見てユニホームを着た慎太郎が舞っているような錯覚をしてしまいました」と声を震わせた。

 優勝が近づき、「ヨコのユニホームを胴上げに」とまず声を挙げたのは大腸がんを克服した経験を持つ原口。横田さんと同期入団の岩貞、岩崎、梅野らが賛同し故郷・鹿児島からユニホームを甲子園に送ってもらった。2点リードの9回には岩崎が横田さんの現役時代の登場曲「栄光の架け橋」を背にマウンドへ。スタンドも大合唱で横田さんの思いを共有した。まなみさんは、「病気と闘ったもの同士、原口さんにも本当に感謝です。同期の岩貞さん、岩崎さん、梅野さんには私たち家族の想像以上に慎太郎への思いが強く大きな絆で結ばれていると痛感しました。必ず日本一になれると思います」とエールを送った。 (遠藤 礼)

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