メッツ千賀、今季の日本投手最多11勝目「とにかくケガなく1年間が目標。気を抜かずに頑張りたい」

2023年09月15日 09:12

野球

メッツ千賀、今季の日本投手最多11勝目「とにかくケガなく1年間が目標。気を抜かずに頑張りたい」
メッツ先発の千賀滉大(AP) Photo By AP
 メッツの千賀滉大投手(30)が14日(日本時間15日)、本拠地ニューヨークでのダイヤモンドバックス戦に先発し、6回2安打無失点、2桁の10三振を奪う好投を披露。「右肘内側側副じん帯損傷」で残り試合に登板しないことが決定しているエンゼルス・大谷を抜いて、今季の日本投手最多となる11勝目を手にした。投打のかみ合ったチームは11―1で勝ち、3連勝。自身メジャー5度目の2桁奪三振を記録した千賀の今季成績は27試合の登板で11勝7敗、191奪三振。防御率も2点台まで下げ、2・95となった。試合後の千賀との一問一答は以下の通り。
 ――少々苦しんだ前回の登板と比べ、今回の違いは。
 「うーーーん(としばらく考える)、細かいメカニックの部分はあるかなと思いますけど、でも全体的にいい調整をして入れてるんじゃないかなという感じ。遠征先の部分(の調整)をもう少し見直すべきかなと、いうのが今年の一番わかったことじゃないかなと思います」

 ――好結果を続け、サイ・ヤング賞、新人王のことを考えたりは。
 「今年はシーズン最初の方は、フル稼働したり、ずっと中4でいったりということじゃなくて、制限のある中で、この数値を目標にしていこうみたいな形でチームで考えてやってきたので、そういうことは全然考えてなかったんです。(ただ、候補だと)こうやって言われると、1年間まずケガなく投げれたことが繋がったんじゃないかなと思います」

 ――新人王は取れると思うか。
 「いやあ、全然何もわからないです(笑)」

 ――新人王規定に議論はあるが、候補に名前が挙がることはうれしいか。
 「名前が挙がらないよりはいいかなと思います。他の候補の方は20代前半だと思うので、30歳で入るのはいい悪いは僕には分からないですけど、名前が挙がるのはいいかなと思います。そんなに考えていないです」

 ――ここ4登板中3度は2桁奪三振。その鍵は。
 「カウントが不利になっても、うまく整えることができるようになっているだとか、自分がマウンド上で何をしないといけないかっていうところで頭がクリアになっているので、シンプルに投げれているんじゃないかなと思います」

 ――身体の状態は。
 「順調に大きな不安なくやれていますし、とにかくケガなく1年間ていうところが目標なので、あと少しですけど、気を抜かずに頑張りたいと思います」(ニューヨーク 杉浦大介通信員)

おすすめテーマ

2023年09月15日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム