吉田所属のレッドソックス トレードデッドラインで投手補強できなかったブルーム編成本部長を解雇

2023年09月15日 08:41

野球

吉田所属のレッドソックス トレードデッドラインで投手補強できなかったブルーム編成本部長を解雇
レッドソックスのハイム・ブルーム編成本部長(AP) Photo By AP
 吉田正尚のレッドソックスが14日(日本時間15日)ハイム・ブルーム編成本部長を解雇した。
 19年のオフに、レイズから引き抜かれたが、今季が4年目で、ポストシーズンには1度しか進出できず、今季もし地区最下位に終われば、4年間で3度目の最下位となる。サム・ケネディ球団社長は「我々はハイム氏の人柄やプロフェッショナリズムに深甚なる敬意を持っているだけに難しい決断だった。問題は今の順位だ。地元ファンはがっかりしている。我々の役目はポストシーズンに勝ち進むチームをファンに提供することだ」と説明している。

 8月1日のトレードデッドライン、レッドソックスはワイルドカード枠で1・5ゲーム差を追う位置にいた。先発投手の補強が必要不可欠だった。しかしながらブルームはトレードをまとめられず、「今年のうちには勝ち目がない」と言い訳した。ブルームはファームシステムの再構築にとても熱心で、今は若手有望株を出す時ではないと判断したのだ。しかし地元メディアは、レッドソックスは毎年ポストシーズンを狙うべき球団とその姿勢を強く批判していた。

 この日、フェンウェイパークでジョン・ヘンリーオーナー、トム・ワーナーチェアマン、ケネディ社長が直接ブルームに会い、解雇を伝えている。アレックス・コーラ監督は留任する。今後は後任探しとなるが、ケネディ社長は「しばらく時間がかかる」と言う。03年から11年にGMを務め、2度の世界一を成し遂げたセオ・エプスタインの復帰も噂されているが、その可能性は否定した。エプスタインは現在MLB機構で働いている。「我々のゴールは世界一になること。レッドソックスはそのためにある」とケネディ球団社長は明言している。

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