日本ハム・ドラ1細野 160キロ目指す!「日本を代表する投手になりたい」

2023年10月28日 06:00

野球

日本ハム・ドラ1細野 160キロ目指す!「日本を代表する投手になりたい」
指名あいさつに訪れた稲葉GM(左)とポーズを決める細野(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 ホソノ・ビー・アンビシャス。日本ハムのドラフト1位・細野(東洋大)が、川越市内の同大グラウンドで稲葉篤紀GMらから指名あいさつを受けた。アマチュア左腕歴代最速の158キロを誇る金の卵。左腕のプロ野球日本投手では1軍初の160キロ到達を照準に定めた。
 「160キロは目指したいというか、このままやってたら出る数字だなと思う」

 有名な「ボーイズ・ビー・アンビシャス(少年よ、大志を抱け)」は、札幌農学校(現北大)の初代教頭・クラーク博士の言葉。稲葉GMとポーズを決めた細野は「やるからには一番を目指して、日本を代表する投手になりたい」と人さし指で示した先に、明るい未来を描いた。

 160キロを計測すれば球団では、ロッテ・佐々木朗と並ぶNPB最速タイの165キロをマークした大谷(現エンゼルス)以来。3月のWBC本番前の阪神との壮行試合。右手一本でバックスクリーンへ運んだ二刀流の一発に衝撃を受けた細野は「打ち取るイメージは湧かない。本当に興味で対戦してみたい」とも熱望する。対戦するには将来的なメジャー移籍が条件だが、稲葉GMは「世界を見るというか、上を目指してやってもらいたい」と背中を押した。

 今季開場したエスコンフィールドの最速はオリックス・山下らがマークした157キロ。160キロを出せば“エスコン最速男”の称号も得られる。もちろん球速だけでなく「(球の)強さだったりを追い求めていきたい」と進化を誓った左腕。11月11日からは東都大学リーグ2部優勝の駒大との入れ替え戦を戦う。1部残留を置き土産に、プロの世界に飛び込む。(田中 健人)

 ≪左腕の1軍最速は雄星≫CS、日本シリーズを含む1軍公式戦での日本人最速は大谷翔平(日)と佐々木朗希(ロ)の165キロ。左腕での160キロ以上は3軍戦で古谷優人(ソ)が160キロを出したことがあるが、1軍では未到。菊池雄星(西)の158キロが最速となっている。

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