阪神・佐藤輝 状態は「120%」 オリ・由伸撃ちリハだ フリー打撃で京セラD5階席へ130M弾

2023年10月28日 05:15

野球

阪神・佐藤輝 状態は「120%」 オリ・由伸撃ちリハだ フリー打撃で京セラD5階席へ130M弾
打撃練習に臨む佐藤輝(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 オリックス・由伸攻略へ、120%の仕上がりだ。阪神・佐藤輝が京セラドーム大阪で日本シリーズへ向けた最終調整を行った。フリー打撃では次々と快音を響かせ、最終スイングで右翼5階席へと達する超豪快な推定130メートル弾を叩き込んだ。この日、計12発のスタンドインを記録。難攻不落のエース右腕を前にしてもひるむことなく、自慢の打棒で虎を頂点へとけん引する。
 「そんないっぱい点は取れないと思うので、しっかりチャンスで点を取りたい。(状態は)120%!」

 自身初となる大舞台を目の前にしても、気負いは一切ない。練習中には時折笑顔を見せ、三塁のポジションで受けたノックでも終始軽快な動きを披露した。やり残したことは何もない。「(チームの)雰囲気はいつも通りですよ」。どうしても手にしたい「先勝」へ、1打席目から山本へどう猛に襲いかかっていく。

 「いいピッチャーなので打てる球は少ないと思う。打てる球をしっかり打てる準備はしていきたい」

 山本が先発した6月13日の交流戦では、佐藤輝は絶不調の真っただ中にいた。ベンチスタートを余儀なくされ、出番は山本が降板した9回。0―2の1死一、二塁という一発出れば逆転サヨナラの絶好機で渡辺諒の代打として登場するも、あえなく二ゴロに倒れた。剛腕と対峙(たいじ)することすら許されなかった夜から4カ月半。レベルアップした「5番・三塁」として、今度こそ勝利への一打を放つ。

 59年ぶりとなる「関西シリーズ」へ、日に日に熱を帯びる地元の盛り上がりもイヤというほど感じている。「頑張りたいです」。いざ、有言実行――。生まれも育ちも関西の24歳が貴重な1勝をたぐり寄せ「シリーズ男」へと名乗りを上げる。(八木 勇磨)

おすすめテーマ

2023年10月28日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム